Peace Cupチームガイド:アトランテ
世界への「あいさつ」
2009/07/22 18:04:24
セルティックに代わり出場することになったのが、アトランテだ。数カ月前には、北米のチャンピオンズリーグで、優勝の栄光に浴したチームである。今年のクラブワールドカップ出場が決まったことで、アトランテのPeace Cupへの出場は、違う大陸で存在を知らしめるチャンスとなる。
アトランテは1930年代中頃から、メキシコリーグでプレーしてきた。最も成功したクラブとは言えないが、メキシコ・シティで労働者階級から指示を得る、最も人気があるクラブの一つだ。彼らが最も好調だった時期は、40年代から50年代初期にかけてだろう。46-47シーズンにはリーグタイトルを獲得し、何度かカップ戦で優勝したり、準優勝するなどしていた。
だが、その後は70、80年代と調子の出ない時期が続き、アステカ・スタジアムへの本拠地もあり、ファンからの支持を失っていった。80年代終わりの2部落ちは、決定的だった。
復活は簡単なことではなかった。2007年のアペルトゥーラでの優勝は、カンクンへの移転など多くの努力の賜物だった。本拠地移転は熱狂的フットボールファンに支持された。フットボールクラブによる“人口密集地”であるメキシコ・シティからの移転が奏功したことに異を唱える者はいないだろう。
この優勝により、CONCACAFチャンピオンズリーグへ出場し、決勝では同じメキシコのクルス・アスルに2試合合計2-0で勝利、見事優勝を果たした。だが国内リーグでは14位となり、プレイオフへと回る苦しみを味わった。だが、今年のクラブ・ワールドカップへの出場は決まっている。国内リーグでの成績にも気をつけながら、大きな大会を楽しむことになる。
近年の成功は、堅固な守備によるものだ。最大の貢献者は、アルゼンチン人GKフェデリコ・ビラル。このキャプテンは、自国のGK同様に、シュートストップとルーズボールの処理に優れる。アルゼンチンではハイレベルな場所でプレーしていたわけではないが、メキシコリーグ最高のGKの一人として知られている。
ゴールを奪う主役はベネズエラの歴代最多ゴール記録保持者、ジャンカルロ・マルドナードだ。自国以外の場所で頭角を現したベネズエラ人の一人だ。
元レアル・マドリーのサンティアゴ・ソラリも最近加わった。美しい観光地カンクンと、クラブ・ワールドカップへの出場に魅了されたのは間違いない。最新の契約者で、Peace Cupでデビューを果たすことになる。
国外でとてもよく知られているというわけではないアトランテにとって、Peace Cupは単に名前を知らしめるというだけではなく、クラブ・ワールドカップの前に、国外でプレーを見てもらって親しみを感じてもらう場となる。さらに、すぐに始まるアペルトゥーラに向けて、昨季の14位から巻き返す良い準備となるだろう。
予選リーグの対戦予定は
vsマラガ(7月27日)
vsアストン・ヴィラ(7月29日)
となっている。
この欧州のタフな2クラブとの対戦では、アトランテの限界いっぱいの能力で戦うことになる。だが、普段対戦しないスタイルのチームとの試合は、良いきっかけだ。対戦する両クラブは、中米のゆったりとビルドアップするスタイルと違い、ハイテンポのゲーム運びで知られている。
