インテル、クラブ売却も? インドネシアから大型オファーか

モラッティ会長が交渉に応じるとの見方も
インドネシアの大富豪が、本格的にインテルの買収に乗り出そうとしているようだ。イタリアメディアが報じている。

報道によれば、当初はインテルの株式の一部の買収に乗り出していたインドネシア人実業家エリック・トヒル氏のグループがその後さらに動きを強め、クラブ全体の80%あるいは100%の買収のため2億5000万から3億ユーロと見られる金額を提示しているとのことだ。マッシモ・モラッティ会長にとっては「断り切れない」条件であり、買収に応じることも本格的に検討していると見られている様子だ。

買収が実現される場合、トヒル氏が取得するクラブ株式の割合については流動的なようで、過半数に満たない割合の株式を取得してのちにその割合を増加させるのか、あるいは80%を取得してのちに100%に至るのかなど、具体的な形式については今後の交渉の重要な争点となると見られている。また、インテルの抱える負債も交渉に大きな影響を及ぼす可能性があるようだ。

買収が行われた場合も、モラッティ会長はそのまま会長職に留まるとの見通しが有力。現在モラッティ会長はロンドンを訪れており、公には他の仕事や個人的理由によるものだとされているが、イタリアを離れてクラブ売却に向けた交渉を行なっている可能性もあるのではないかとの憶測が持たれている。

メディア会社などを保有するトヒル氏のグループは、MLS(メジャーリーグサッカー)のDCユナイテッドのオーナーであるほか、NBAのフィラデルフィア76ersの株式の一部も保有している。同氏は80億ドルに及ぶ個人資産を保有するとも見積もられている。

インテル買収が実現した場合、トヒル氏はチームの補強に大規模な投資を行う見通し。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』は、同氏が最初のターゲットとしてパリ・サンジェルマンFWエセキエル・ラベッシの獲得を熱望しているとも報じている。