アーセナルはフッキたちを止められるか?

CLベスト8入りのため、ガナーズがケアすべき前線の脅威

Hulk, FC Porto (Peace Cup)
アーセナルはホームで迎えるチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、ポルトを倒すために全力を尽くさなければならない。ファーストレグを1-2で落とし、攻めに出なければならないが、常に決定打となるアウェーゴールを許さないように気も配り続けなければならない。

ガナーズにとっては不運なことに、ポルトはカウンターアタックの達人だ。それを可能にしているのが、このポルトガルのチームの前線に並ぶタレントたちだ。

Goal.com UK版は、ポルトガルの『レコルド』紙のイギリス特派員であるビクトール・バゴ氏に、このクラブの危険な男たち、ファルカオ、バレラ、フッキ、ミカエルにはどんなプレーが期待できるのかを聞いた。そこから、ポルトの武器をアーセナルが無効化する手段が浮かび上がってくるはずだ。

ファルカオ
年齢:24歳
国籍:コロンビア
ゴール数(カッコ内はCLでのもの)/出場試合数:20得点(4)/24試合



強みは何か?
バゴ氏:「ファルカオはポルトの3トップの中央でプレーするが、古典的なセンターフォワードではない。力強さとスピードの欠如が、彼にクレバーな動き、試合を読む目、恐るべきフィニッシュ能力を身につけさせた。少しカルロス・テベスにプレーが似ていて、センターハーフの間のスペースを漂ったり、深く下がることを好む。そうして、適切なタイミングでペナルティーエリアへと顔を出す」

ファーストレグでのパフォーマンスは?
バゴ氏:「前半は無得点だった。得点するのを遅らされたのだが、その中には(ソル・)キャンベルの信じられないタックルによって止められたものもあった。彼はキャンベルからファビアンスキへのバックパスを追ってポルトに2点目をもたらし(ファビアンスキがバックパスをキャッチしたことに対するエリア内での間接フリーキックを、ファルカオが素早いリスタートから決めた)、その埋め合わせをした。彼は素早く状況を読み取り、本当にうまいことゴールを決めた」

アーセナルは、どうしたら彼を止められるか?
マシュー・ワイナー(Goal.com):「ファルカオは素早いので、アーセナルはこのコロンビア人を捕らえるために、最も機動力のあるCBを起用する必要がある。もしガナーズがソル・キャンベルとトーマス・ヴェルメーレンのコンビで行くなら、この大きな英国人選手を背後のスペースの番人として後方に置くべきだ。ファルカオは強さと高さに欠けるので、足元で勝負するか、スペースへの侵入を狙いたがる。ヴェルメーレンはポルトの3人のMFからのパスを予測しなければならない」



フッキ
年齢:23歳
国籍:ブラジル
ゴール数(カッコ内はCLでのもの)/出場試合数:5得点(3)/17試合


強みは何か?
バゴ氏:「フッキはフィジカルの強さ、爆発的な加速、最終兵器のような得点能力が、その力のすべてだ。彼はウィングの位置でボールを受けて内へと切れ込み、強烈な一撃を見舞う。彼が走り始めたら、止めることは相当しんどい仕事になる。その一方、彼は自己中心的で、派手さを求めすぎる。戦術眼は改善の余地があり、もっと守備にも参加する必要がある」

ファーストレグでのパフォーマンスは?
バゴ氏:「フッキの問題は、国内リーグで出場停止を受けており、CLでしかプレーできないことだ。最近では2カ月ほど競争力のある試合でプレーしていないし、試合終了の10分前に交代させられる前にガス欠になってしまう。出場停止はさらに4カ月続き、今度の試合では試合での体力が足りないだろう。それでも今週、彼は練習試合で4得点を決めて下り、やはりアーセナルは彼を警戒する必要があるだろう」

アーセナルは、どうしたら彼を止められるか?
ワイナー:「フッキは守備をするのが好きではない。だからアーセナルの左サイドは、彼とポルトのライトバックを押し込めるために全力で攻めなければならない。その点において、クリシはベストの状態に戻りつつあるが、アーセナルは左ウィングの選択に悩まされる。しかしながら、アンドレイ・アルシャビンの状態が良ければ、エネルギーとゴールへの脅威という点において、サミール・ナスリとトーマス・ロシツキを上回る。だから、このロシア人を起用するのがよいのではないだろうか」



バレラ
年齢:25歳
国籍:ポルトガル
ゴール数(カッコ内はCLでのもの)/出場試合数:9得点(1)/15試合


強みは何か?
バゴ氏:「バレラはダビド・シルバのようにプレーする。とても素早く、シュートとクロスも良い。右でも左でもプレー可能で、試合を通じてウィングの位置を入れ替わる。右に入ったときにはフッキが内へずれ、ルベン・ミカエルが中盤から上がって左サイドのスペースをカバーする」

ファーストレグでのパフォーマンスは?
バゴ氏:「アーセナルのDFを苦しめた。GKのファビアンスキが彼のクロスを先制点にしてしまったことを抜きにしてもだ」

アーセナルは、どうしたら彼を止められるか?
ワイナー:「彼にタイトなマーカーをつける。ガエル・クリシであれバカリ・サニャであれ、サイドバックは彼に前へと出るスペースを与えてはならない。ファルカオやフッキへとダイアゴナルのパスを通そうともするだろうが、この選択肢をカットすれば、このポルトガル人ウィンガーはサイドか後方に追いやられることになる。バレラはフィジカル面では苦労するだろうから、アーセナルのDFが彼よりタフなら、彼はプレッシャーの下でしょげかえることになる」



ルベン・ミカエル
年齢:23歳
国籍:ポルトガル
ゴール数(カッコ内はCLでのもの)/出場試合数:2得点(0)/5試合


強みは何か?

バゴ氏:「ポルトと契約したばかりだが、すでに強い印象を残しており、ヨーロッパの数クラブが彼を注視している。ピッチの隅々まで走り回る精力的なMFで、3人の中盤で左サイドを担当する。パスのセンスがあり、シュートも好む。ファーストレグで30ヤードの距離から放った一撃は、ファビアンスキには弾き出すのがやっとだった」

ファーストレグでのパフォーマンスは?
バゴ氏:「頭がよく回り、機動力もあった。キャンベルのバックパスをファビアンスキが手で扱ったために与えられた間接FKをクイックリスタートし、ポルトの2点目を導くという決定的な仕事をした。戦術的理由により、試合終了5分前に交代した」

アーセナルは、どうしたら彼を止められるか?
ワイナー:「ミカエルの真の脅威はパスを出せるだけではなく、最高の状態のポール・スコールズのように、最適のタイミングでボックス内へと顔を出すことだ。ソングかデニウソンかファブレガスかは分からないが、彼の脅威を無効化するためには、アーセナルは常に誰かに彼を見張らせなければならない」

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