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Jリーグ、ブンデスリーガ、日本代表…

25日のブンデスリーガ第27節ケルン戦で、ドルトムントMF香川真司は2ゴール1アシストの大活躍を見せた。果たしてこれは、彼のベストゲームと言っていいのだろうか?

この日本代表MFは今季リーグ戦11ゴールへと得点数を伸ばすのみならず、多くのファンを引き付けた。

ここではGoal.comが選出する、これまでの香川のベストゲーム5選を挙げてみる。

C大阪 3-1 京都(2010年4月3日)
=2ゴール=


まだ世界に知られる前、香川はJリーグ2部(J2)で戦っていた。2009年シーズンに挙げた27ゴールは、06年以来のチームのJリーグ1部(J1)復帰を後押しした。

だがJ1復帰初年度は楽ではなかった。開幕戦で大宮に0-3と敗れると、続く2試合も引き分けた。さらに浦和に2-3と敗れ、未勝利のまま第5節の京都戦に臨んだ。

この試合で、香川が輝いた。31分に乾貴士の完璧なスルーパスから、見事なループシュートでゴールネットを揺らした。

2点目はGKが弾いたボールを押し込んだもので、クレバーさが出たものではなかった。だがこれで関西のライバルを3-1と下し、ドイツへと去るまでのJ1での11試合における7ゴールへの足がかりとしたのだ。

シャルケ 1-3 ドルトムント(2010年9月9日)
=2ゴール=


ドルトムントでのわずか4試合目にして、21歳の香川はシャルケとのダービーを体験することとなった。この新顔は試合前、この試合で2得点すると宣言していた。この大胆な発言は、大胆なプレーで裏付けるしかなかった。

試合開始からドルトムントが試合を支配した。毎分ごとにチャンスをつくり、香川も15分までに2度の得点機を得た。だがこれは、ともにシャルケGKマヌエル・ノイアーに防がれた。

しかしその5分後、彼の時間がやって来た。マリオ・ゲッツェが競り勝つと、香川へとボールがつながる。これをしっかり決めて、ドルトムントがリードを奪う。

58分、香川は決勝点を決めてファンのアイドルとなる。ヤクブ・ブラシュチコフスキの得点の後で、ドイツに来るまでは誰にも知られていなかった若者が、一気にレジェンドの域までたどり着いたのだ。

本拠地へと帰ると、約800人のファンがチャントを歌いながら香川を肩にかついで歩き回った。香川にとっても、忘れられない経験となった。

日本 3-0 韓国(2011年8月10日)
=2ゴール=


アルベルト・ザッケローニ監督の下、日本はライバルの韓国を迎えた。この年初めのアジアカップ準決勝以来の対戦だった。一方、韓国にとってもこの試合は重要だった。パク・チソンが引退してから、初めてのアジアの大国との試合だったのだ。

本田圭佑、清武弘嗣といった選手らが活躍を見せる。だが、最も輝いたのは香川だ。34分、李からのヒールパスを受けると、2人のDFをものともせず、ペナルティーエリア内から右足シュートでゴールネットを揺らした。

本田が追加点を奪うと、近距離からの素早いフリックで香川が3点目を決める。こうして日本は韓国相手に90分間の戦いでは6年ぶりとなる勝利を挙げた。10年ワールドカップ(W杯)にも、香川が出場していたならば、と考えるファンは多かったに違いない。

ドルトムント 5-1 ヴォルフスブルク(2011年11月5日)
=1ゴール2アシスト=


今季のリーグ第12節でも、素晴らしい活躍を見せていた。開始12分、ワンツーパスからゲッツェのゴールをアシストした。

前半終了間際、今度は自身でゴールを決める。ロベルト・レヴァンドフスキからのパスを受けると、簡単に相手GKを破り、リードを広げた。

さらにはパスで魅せる。66分、レヴェンドフスキへと今後はアシストをお返しする。スコアは4-1となり、試合の行方へ決まった。

だが、まだ試合を終わらせなかった。88分には香川が惜しいロブを放ち、最終的にドルトムントは5-1で試合の幕を引いた。これが香川の、現在まで続く好調ぶりへのターニングポイントとなった。

ケルン 1-6 ドルトムント(2012年3月25日)
=2ゴール1アシスト=


間違いなく、先週日曜日の試合のマン・オブ・ザ・マッチである。2得点1アシストで、ケルンを6-1と沈めた。

13分にはまさかの先制を許した。だがドルトムントは徐々にリズムを取り戻し、決め切れなかったものの、前半のうちに香川にも得点機が訪れた。

後半に入り、ドルトムントが圧倒する。引き金は、後半開始から2分での、香川のゴールだ。FKからのボールがエリア内で浮くと、落ち際をダイレクトで叩き、ゴールネットに突き刺した。

さらにはボールを呼び込み、狙いどおりのバックヒールでブラシュチコフスキにパスを通す。これが最後はレヴァンドフスキにつながり、無人のゴールへ決まる。

79分には、イルカイ・ギュンドアンからケルンGKの目前でフリーになった香川にパスが通る。香川は自らゴールを狙わず、ギュンドアンへボールを戻す。アシストの完成だった。

その1分後、クロスに合わせて香川が難なくゴールを陥れる。直後、ファンの拍手を受けながら、悠々とピッチを後にした。


文/アレクサンデル・ブリンクマン、ダン・オロウィッツ、チェーザレ・ポレンギ

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