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日本代表が2011年コパ・アメリカへの参加を辞退するのではないかという憶測は、浦和レッズのセルヒオ・エスクデロのインタビューに端を発している。スペイン出身である彼は、アルゼンチン『オレ』の記者に取材を受けた。日本を襲った災害が今夏の大会へのサムライブルーの参加に何らかの影響を及ぼす可能性があるだろうかと尋ねられると、こう答えている。
「(日本代表が)コパ・アメリカに参加するというのも一つの考え方だと思う。そうすればファンは今までどおりにサッカーを楽しんで、みんなが一つになることができる。でも、コパ・アメリカには行かずに、多くのものを失った人たちを助けるという考え方もある。まだ決まってはいない」
エスクデロの言葉は曲解され、どうやら誤訳されてしまったようだ。日本代表が招待参加を断ると考えられるようになったのには、もう一つの根拠がある。地震と津波の影響によって延期された試合の穴埋めとして、Jリーグが夏期に試合を組まなければならないことだ。
しかし実際には、日本サッカー協会(JFA)もJリーグも、コパ・アメリカの参加辞退をほのめかしたことなど一度もない。はっきり言って、それが現実になると信じるに足る論理的な理由など何もない。
そう考えられる第1の理由は、日本代表チームが国内においても対外的にも、この国の象徴となっている点にある。日本の外交大使として、サムライブルーにはこれまでにないほどの重要な使命が課されている。この国の健康で力強い姿を、そ
して願わくば勝利する姿を、世界へと発信してもらわなければならない。
また、日本代表は2010年に莫大な収益を挙げた。日本サッカー界が力強く成長していくためには必要な収益である。宣
伝や経営を考えると、アルゼンチンへ行かないことはあまりにも大きな損失となる。
さらに純粋にスポーツの面だけを考慮しても、真剣勝負の国際大会を戦えるチャンスを放棄してしまうことは、2014年ブラジ
ル・ワールドカップ(W杯)へと向かうアルベルト・ザッケローニ代表監督の計画にも多大な悪影響をもたらす。
問題は、前述のとおり、コパ・アメリカとJリーグの日程がバッティングしてしまう可能性があることだ。しかし日本代表は、たとえ国内のトップリーグから選手を選抜できなかったとしても、非常に強力なメンバーをアルゼンチンへ送り込むことがで
きる。
全員がコンディションを崩すことなくシーズンを終えたとすれば、ザッケローニは欧州でプレーする日本人選手から17人を招
集できることになる。
GK:川島永嗣
DF:吉田麻也、阿部勇樹、槙野智章、内田篤人、長友佑都、安田理大
MF:家長昭博、長谷部誠、本田圭佑、香川真司、松井大輔、細貝萌
FW:森本貴幸、矢野貴章、宮市亮、岡崎慎司
加えて、FC東京からGK権田修一と今野泰幸が招集できるのではないだろうか。FC東京はJ2で圧倒的な力を見せ付けることが予想されており、数週間2人を欠いたとしても問題はないだろう。
あとはJ2の若手から、あるいは非常に質の高い日本の大学リーグから2、3人の選手を加えれば、サムライブルーは十分な戦力を整えることができる。唯一の大きな痛手はガンバ大阪でプレーする遠藤保仁が欠けていることだけだ。
遠藤や、李忠成、前田遼一といった国内組を欠いてアルゼンチンへ乗り込むのは決して理想的ではない。それでも、世界で最も権威ある大会の一つに参加する機会を逃してしまうことに比べれば、日本のサッカー界にとっての損失が抑えられることは間違いないはずだ。
JFAがコパ・アメリカへの招待に応じる決定を覆すことはないだろう。日本代表がこの国の人々に誇りと楽しみを取り戻させてくれることが望まれている。
文/チェーザレ・ポレンギ
「(日本代表が)コパ・アメリカに参加するというのも一つの考え方だと思う。そうすればファンは今までどおりにサッカーを楽しんで、みんなが一つになることができる。でも、コパ・アメリカには行かずに、多くのものを失った人たちを助けるという考え方もある。まだ決まってはいない」
エスクデロの言葉は曲解され、どうやら誤訳されてしまったようだ。日本代表が招待参加を断ると考えられるようになったのには、もう一つの根拠がある。地震と津波の影響によって延期された試合の穴埋めとして、Jリーグが夏期に試合を組まなければならないことだ。
しかし実際には、日本サッカー協会(JFA)もJリーグも、コパ・アメリカの参加辞退をほのめかしたことなど一度もない。はっきり言って、それが現実になると信じるに足る論理的な理由など何もない。
そう考えられる第1の理由は、日本代表チームが国内においても対外的にも、この国の象徴となっている点にある。日本の外交大使として、サムライブルーにはこれまでにないほどの重要な使命が課されている。この国の健康で力強い姿を、そ
して願わくば勝利する姿を、世界へと発信してもらわなければならない。また、日本代表は2010年に莫大な収益を挙げた。日本サッカー界が力強く成長していくためには必要な収益である。宣
伝や経営を考えると、アルゼンチンへ行かないことはあまりにも大きな損失となる。
さらに純粋にスポーツの面だけを考慮しても、真剣勝負の国際大会を戦えるチャンスを放棄してしまうことは、2014年ブラジ
ル・ワールドカップ(W杯)へと向かうアルベルト・ザッケローニ代表監督の計画にも多大な悪影響をもたらす。
問題は、前述のとおり、コパ・アメリカとJリーグの日程がバッティングしてしまう可能性があることだ。しかし日本代表は、たとえ国内のトップリーグから選手を選抜できなかったとしても、非常に強力なメンバーをアルゼンチンへ送り込むことがで
きる。
全員がコンディションを崩すことなくシーズンを終えたとすれば、ザッケローニは欧州でプレーする日本人選手から17人を招
集できることになる。
GK:川島永嗣
DF:吉田麻也、阿部勇樹、槙野智章、内田篤人、長友佑都、安田理大
MF:家長昭博、長谷部誠、本田圭佑、香川真司、松井大輔、細貝萌
FW:森本貴幸、矢野貴章、宮市亮、岡崎慎司
加えて、FC東京からGK権田修一と今野泰幸が招集できるのではないだろうか。FC東京はJ2で圧倒的な力を見せ付けることが予想されており、数週間2人を欠いたとしても問題はないだろう。
あとはJ2の若手から、あるいは非常に質の高い日本の大学リーグから2、3人の選手を加えれば、サムライブルーは十分な戦力を整えることができる。唯一の大きな痛手はガンバ大阪でプレーする遠藤保仁が欠けていることだけだ。
遠藤や、李忠成、前田遼一といった国内組を欠いてアルゼンチンへ乗り込むのは決して理想的ではない。それでも、世界で最も権威ある大会の一つに参加する機会を逃してしまうことに比べれば、日本のサッカー界にとっての損失が抑えられることは間違いないはずだ。
JFAがコパ・アメリカへの招待に応じる決定を覆すことはないだろう。日本代表がこの国の人々に誇りと楽しみを取り戻させてくれることが望まれている。
文/チェーザレ・ポレンギ

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