買い物のススメ(2):ユヴェントス編

最も可能性が高いのは両サイドバック?

2009/12/28 17:02:22

Ciro Ferrara, Juventus (Peace Cup)
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Ciro Ferrara, Juventus (Peace Cup)

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チーム

ユヴェントスはこれまで、シーズン途中での補強に積極的だったクラブではない。しかし、今シーズンのタイトル獲得を目指すのであれば、1月に少なくとも2人か3人のプレーヤーを獲得し、チームを強化しなければいけないだろう。

夏に巨額の資金を投じジエゴ、フェリペ・メロ、ファビオ・カンナヴァーロ、ファビオ・グロッソ、マルティン・カセレスを補強し、大きな期待とともに迎えた09-10シーズン。獲得したすべての選手がレギュラーポジションを手にしている現状にもかかわらず、5人の新戦力はいずれも期待に応えるパフォーマンスを示すことができていない。ジエゴとF・メロは大きな批判を浴びせられ、「失敗」の烙印を押されてしまった。

チャンピオンズリーグ(CL)の最終節ではバイエルン・ミュンヘンに、ホームで1-4という屈辱的な敗戦を喫した。さらに、バイエルン戦を含めた最近6試合で5敗を喫し、シーズンの望みを失ってしまう危険な状態にある。直接対決でインテルに勝利を収めたが、リーグ首位を走る同チームに勝ち点9差をつけられており、チーロ・フェラーラ監督は厳しいプレッシャーの中にいる。

ゴールキーパー編

現時点で、補強は必要ないだろう。ジャンルイジ・ブッフォンが手術のため戦列を離れるという事実はあるが、ユヴェントスにはアレックス・マニンガーというおそらく世界で最も優れたセカンドGKがいる。

ディフェンダー編

ユヴェントスの最終ラインはシーズンの開幕前、不安のあるポジションと言われていた。それは今も変わっていない。何度か好パフォーマンスを披露したカセレスだが、まだ大きな不安がバルセロナからレンタルで加入しているDFにはある。ハートを感じさせる選手だが、不安定で衝撃的である。控えのズデネク・グリゲラ、ジョナサン・ゼビナはレベルが落ちる。そのためトップレベルのライトバックが必要だろう。

噂されている選手はナポリのフアン・カミーロ・スニーガ、ファビアーノ・サンタクローチェ、ローマのマルコ・モッタ、ウディネーゼのクリスティアン・サパタ、アーセナルのバカリ・サニャ、エマヌエル・エブエ、そしてシャルケのラフィーニャだ。この中ではサニャが最も強い選手だが、彼を1月に獲得することは不可能だ。実現可能な最高のオプションはモッタだろう。彼はローマでマルコ・カッセッティのバックアッパーになっている。クラウディオ・ラニエリ監督のお気に入りであるクリスティアン・ポウルセン、チアゴ・メンデスを交渉に織り込めば、実現の可能性は高いのではないか。

センターバックではバーリに所属するレオナルド・ボヌッチ、アンドレア・ラノッキアの2人の選手が噂に挙がっている。他にはバイエルンのダニエレ・ファン・ブイテン、ボルトンのギャリー・ケーヒル、パレルモのシモン・シェアー、チェーザレ・ボボ、そしてローマのフィリップ・メクセスが挙げられている。

ニコラ・レグロッターリエの衰えが著しく、カンナヴァーロが良いパフォーマンスをするためには休息が必要になることを考えれば、確かにジョルジョ・キエッリーニのパートナーを務められる若いセンターバックが必要だろう。ただユヴェントスが1月の移籍市場で最高のセンターバックを得られるチャンスはごく僅かだ。夏まで現状のセンターバックで乗り切ることが唯一のオプションになるかもしれない。

レフトバックはリヨンからやって来たグロッソに大きな失望がある。特にディフェンス面でのパフォーマンスが醜い。そのため、セバスティアン・ジョヴィンコを共同保有にすることで、ラツィオからアレクサンドル・コラロフを獲得することが噂されている。これはユヴェントスにとって悪い取引にはならないだろう。ジョヴィンコがトリノで腐る代わりにローマで実力を証明するチャンスを得て、半年か18カ月後に復帰する。またこの移籍は出場機会を失っているクリスティアン・モリナーロの去就にも関連するだろう。モリナーロも取引の一部となるかもしれない。

ミッドフィルダー編

中盤は分析しなければいけないポジションだ。メンバーを見れば、ユヴェントスはヨーロッパで最も強い中盤を持つ一つだと論じることができる。しかし3人のセンターハーフは今シーズンの大きな問題となっている。

なぜユヴェントスの中盤のパフォーマンスが悪いのかと言うと、それは攻撃陣とうまく連係がとれていないからだ。それが、中盤が機能していない理由の一つであり、このポジションに大きな変化を加えたことが間違いだった。

賢い動きは、十分なレベルにないポウルセンとチアゴをともに放出することだろう。そしてこの移籍金をモハメド・シソコとF・メロを操ることができるプレーヤーの獲得に回す。両選手はパサーとしては平凡なレベルで、特にF・メロがジエゴやマウロ・カモラネージといった創造力を持ったプレーヤーに良質のボールを提供できないために、ユヴェントスは攻撃のビルドアップで苦しんでいる。

カモラネージは最高で3カ月離脱する可能性があり、シソコはアフリカ・ネーションズカップでチームを離れる。そのため新戦力は不可欠だろう。噂に挙がっている選手はレアル・マドリーのフェルナンド・ガゴ、ヘルタ・ベルリンのゴイコ・カチャル、CSKAモスクワのミロシュ・クラシッチ、アトレティコ・マドリーのマキシ・ロドリゲス、ナポリのマレク・ハムシク、ウディネーゼのギョクハン・インレル、クワドゥ・アサモアだ。ハムシクとアサモアの1月の補強は不可能だろう。インレルも今シーズンいっぱいはウディネーゼに残るとみられ、6月にフリーエージェントとなるのを待つためにマキシの獲得も難しいだろう。

他の選手に関してはクラシッチはクラブのレジェンドであるパヴェル・ネドヴェドを彷彿とさせる選手であるため、ファンを興奮させる補強になるだろう。しかし彼の移籍金は決して安くはなく、もしCSKAモスクワが放出を決めても、フェラーラ監督の採用する4-3-1-2には合わない。これを踏まえると、シーズン終了後までのレンタルでガゴを獲得することが最も実現性が高いのかもしれない。ガゴ自身も2010年W杯出場を目指しているため、両者にとって最高の解決策になりうるのではないか。

フォワード編

ユヴェントスの前線は、ヴィンチェンツォ・イアクインタの存在によって問題が表面化していなかった。シーズンの序盤戦でチームを支えたイアクインタだが、ヒザの手術を受け離脱を余儀なくされた。イアクインタを欠いたユヴェントスは、中盤と前線がうまく絡むことができず、特にイアクインタのペースと動きを失ったジエゴに不利益をもたらした。

アマウリは昨シーズンの前半戦以降、目立たなくなっている。そのためクラブは彼の放出を考えているという強い推測がある。メディアの報道によると彼に代わる選手は、サンプドリアのジャンパオロ・パッツィーニとアントニオ・カッサーノ、ラツィオのゴラン・パンデフ、ヴォルフスブルクのエディン・ゼコ、ビジャレアルのジュゼッペ・ロッシが挙げられている。

ユヴェントスが本当に必要としているのは、ペースと爆発力を備えたワールドクラスのセンターフォワードだ。そのため、起用できる選手がいる限り、シーズンが終わるまで待つことは正しい判断と言える。ダビド・ビジャやフェルナンド・トーレスは夢のまた夢。バレンシアは財政難に悩まされ、リヴァプールも多くの負債を抱えていると伝えられている。だがどちらも実現の可能性は限りなく低いと判断されるだろう。

もしユヴェントスが1月にストライカーを獲得するのであれば、それはラツィオとの契約解除が認められたパンデフを意味する。マケドニアのヒーローは素晴らしいテクニックを備えており、アマウリ以上にジエゴとの相性が良いだろう。

では、ここで動きがある可能性のある名前を並べてみよう。

IN モッタ(ローマ)、コラロフ(ラツィオ)、パンデフ(ラツィオ)

OUT ゼビナ、モリナーロ、チアゴ、ポウルセン、ジョヴィンコ(共同保有)

レンタル ガゴ(IN)

こんなラインアップも…?

 =4-3-1-2=
   パンデフ イアクインタ             

ジエゴ

                     マルキージオ            シソコ         カモラネージ/F・メロ/ガゴ

コラロフ キエッリーニ カンナヴァーロ モッタ

ブッフォン

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