コラム:FROM AFRICA(2)
若手育成へ投資する国が勝利する
2009/10/19 21:00:57
スーダン代表を率いるステファン・コンスタンティンのコラムの第2回目。今回は、若手の育成などについて語っている。では、早速…。
私はアフリカのフットボールをとても愛している。本当にたくさんの問題はあるけれども、チームやアフリカのフットボールとともに生きる人々は、物事を正しい方向に導こうと動き始めている。
最近、ガーナ協会会長のインタビュー記事を読んだ。会長は、彼の在任期間中に監督を選ぶ基準は、アフリカのフットボール界ではよく起こり得る困難と向き合い、対処できるかだと話していた。
ガーナが新監督に、アフリカの環境下での指導経験がないビッグネームの招へいを考えていないことを聞き、私は新鮮な気持ちになった。そうした仕事ができるのは、決して名の通った監督というわけではないのだ。
前回のワールドカップ(W杯)で、アフリカから4つの初出場チームが出たという事実は、それらのチームが成長、指導者の教育、それにもちろんゲームへのアプローチといった点において、プロフェッショナルだったという何よりの証だ。
アフリカのフットボールにとって、政治は常に暗い影をもたらすものだった。それは今もみにくい頭をもたげるが、政治家たちは協会を助けつつも口は出さないことが、フットボールとすべての政党に有益であることを知っている。
いまだに、偶然に選手を見つけるよりも、ユース年代を強化する必要性があることを認識していない国がいくつかある。そういった国は、若手を育てるポリシーを持つことなく、奮闘を続けていくのだろう。
過去3、4大会のW杯予選を突破した国を思い浮かべてほしい。彼らは皆、クラブや代表チームにおいて、選手を生み出すことは当然の常識だと理解していた。インパクトを与えたいと切望するのなら、物事を正し、各国協会であれクラブであれ、若手育成に投資する必要がある。これは秘訣でも何でもない。
先日行われたW杯を目指すアフリカ予選で、コートジボワールは私の古巣でもあるマラウィと引き分け、南アフリカでの本大会出場を決めた。我がチーム、スーダンは、アフリカ・ネーションズカップ出場へのわずかな希望も絶たれてしまった。バマコでの試合で0-1と負けてしまったのだ。確かにマリは開始からプレッシャーに打ち勝ち、勝利に値するプレーを見せていたが、90分に決勝点を奪われたのは受け入れがたいショックだった。
その時点で、我々は大変粗いジャッジによる2枚目のイエローカード提示によりキャプテンを失い、10人で戦っていた。我々の選手も、故意の踏みつけによって目の下を4針も縫うケガを負わされていたというのに…、なんと相手にカードが出されることはなかった!
若獅子たちは素晴らしいプレーを披露し、私にしてみれば勝ち点獲得に値した。もちろん、それがチャンスを得るために必要だった勝利に、実際につながることはなかった。それに、ベナンがガーナに勝ったことも、またサプライズだったのだ。
