来年に行われるワールドカップ(W杯)南アフリカ大会。そのホスト国の人々は、どのように大会を待っているのだろうか。今回Goal.comは、現地の若く、才能あふれ、情熱的な3人に話を聞いてみた。
ザリナ・バドゥールさんは、ヨハネスブルクを拠点に、マーケティング・コンサルタントとして働いている。過去4年間、スポーツマーケティングに携わってきた。その情熱的なフットボールに関する活動には、DCユナイテッドのボーイズ・クマロとともに行っている、ソウェト地区をベースとしたスポーツによって街を発展させようというNPO(非営利組織)、ウムラバ・ヴィジョン基金も含まれている。
クライド・トゥロウさんは、プレトリアにあるツウェイン工科大学(TUT)でジャーナリズムを学んでいる。彼は「TUT FM 96.2」のスポーツプロデューサーとプレゼンターを務め、地域の新聞『Rekord Noweto』でも執筆している。
コケツォ・ガオフェトゲさんは、ヨハネルブルク大学(UJ)でスポーツマネジメントを学ぶ22歳の学生。彼は『UJオブザーバー』でスポーツライターを、『UJFM』ではスポーツプレゼンターを務める。
―来年のW杯を開催することをどう思い、その最大の利点は何だと考えますか?
ザリナ:「これを喜ばないとしたら、何を喜ぶというのでしょうか。まず最初に、南アフリカが発表をしたときには、ほっとしました。事前の予想では、開催地に選ばれないかもしれないとの噂があったからです」
ザリナ・バドゥールさん「当時は興奮しましたが、サッカー・シティとオーランド・スタジアムが取り壊され、再建されるときには、感傷的にもなりました。そこを毎日車で通るのですが、そんな様子を見ると胸が詰まります。大会が終わった後も、遺産と思い出として長く残っていく物です。新スタジアムはいくつかのスタジアムにビッグスクリーンを設置するのと、古い物をアップグレードしたスタジアムはピッチを少し改良するのを残すほどです」
「最も大事なことは、人々の団結です。それが最高のW杯が残す利益になるでしょう」
クライド:「夢のようです! 我々は以前、ドイツに開催権の競争で負けたことがありますから。ゼップ・ブラッター(FIFA会長)が『2010年W杯は南アフリカによって組織される』と言ったときを思い出しますよ。私は笑い、最高のうれし涙を流しました」
クライド・トゥロウさんコケツォ:「このような特別なイベントが私の国で開催されることが、どんなにインパクトを残すか分かっていたので、興奮し、感情が高ぶりました。2006年に開催するチャンスを逃していたので、世界中にアフリカの能力を見せる時が来たと思いました」
コケツォ・ガオフェトゲさん「W杯が南アフリカに来ることで一番良いことは、南アフリカが刻んできた大いなる足跡を世界中に見せられることです。そして、このような巨大なイベントでも、アフリカ人は組織的に行うとができると証明したい。すべてのアフリカ人が団結し、力を合わせてこの大陸をあるべき場所へと導くチャンスなのです」
―アフリカで最初のW杯ということは、特別な意味を持ちますか?
ザリナ:「これが最初だというのは、重要なことです。アフリカと言えば、皆さんはネガティブなイメージを持っていると思います。貧困や犯罪、動物に関することなどです。今回は、南アフリカやその周辺の国々が本当はどのような国であるかを知ってもらい、独自の考えを持ってもらうチャンスです」
「アフリカ人選手も世界の大会で強烈なインパクトを残しています。そう考えても、ついにアフリカ大会にW杯がやってきたというのは悲願の達成です。他の大陸の協力によるだけではなく、世界レベルでこの大陸が急いで必要とされている認識の表れでしょう」
クライド:「確かに特別な意味があります。サッカーは美しいゲームとして知られています。私にとっては、人々を結び付けるゲームです。たとえ戦争で国内が分裂した国でも、イラクのように素晴らしいものを見せることができる。W杯は南アフリカを統一された『虹色の国』とするだけではなく、アフリカ大陸を肌の色、国境、そして民族的背景など関係なく結び付けるでしょう」
コケツォ:「当然特別な意味があります。この巨大なイベントを主催する、アフリカで最初の国になるんですからね。我々はアフリカ人として、FIFAのような巨大な組織が、このような大きな責任を与えてくれたことを誇りに思います。これが、この国と大陸のイメージをつくり上げる第一歩になるのですから」
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