オピニオン:雨での中止はアリ? 

Jリーグの事例に、Goal.com各国エディターの反応

Nehru Cup - The Sri Lanka - Lebanon Game Postponed Due To Heavy Rains, Ambedkar Stadium (Mangopeel)

12日に行われたJ1リーグ第25節で、1、2位の直接対決となった鹿島アントラーズと川崎フロンターレの試合が、74分まで行われた後、大雨のために中断、さらに中止された。これまでも雷によるものはあったが、雨による中断は異例。さらに、どのように再試合を行うのかという問題も発生する。

今回の試合が行われるまで、Jリーグは残り10試合。中止された時点で、2位川崎Fが首位の鹿島に3-1とリードを奪っていた。仮にこの点差で試合が終了していれば、川崎Fは首位まで勝ち点4差に迫り、残りのシーズンで、リーグ全体に大きな影響を及ぼしたはずだ。この試合の扱いについては、Jリーグの理事会によって決定される予定だが、果たしてどうなるのか。今回の件に、Goal.com各国のエディターもさまざまな反応を見せた。

たとえば、アメリカ。アンドレア・カナレスは「アメリカ合衆国では、雨そのものによる試合中止はない。空中でボールの軌道が変わったり、ピッチにできた水たまりで完全にボールが止まったりすることもあった。唯一の例外は雷。観客も避難し、1時間経ってもまだ雷が続いているようなら、試合はキャンセルとなり、後日に再試合となる」と説明。雷に関しては、Jリーグと同じようだ。

お隣の韓国では、試合が中止されることはないのだという。リ・チョルギュが語る。「韓国では、一度試合が始まれば、どんなに天候が悪くなろうとも、中止されることはない。AFCチャンピオンズリーグでのソンナム・イルファとドン・タム・ロン・アンとの試合で、前半が終わる頃にはピッチは雪に覆われ、選手の足首が埋まるほどたった。だが試合は最後まで行われ、ソンナムが2-1で勝った。ドン・タム・ロン・アンの監督も、一時中断すべきだと審判に話したが、中止すべきだとは言わなかった。Jリーグでも、試合を続けるべきだったのではないか」。

再試合について、国際版のユアン・マクドナルドは、ボトルが投げ込まれたために中断された、数年前のベティスとセビージャの試合を引き合いに出した。「その試合は後日、観客なしで残りの時間を行った。今回も、同じ状態から再開するのがいいだろう。74分から試合をしても、疲労など同じ状況ではないが、0-0で再試合をする方がアンフェアだ。もちろん今回は、ファンの暴挙によって中断されたわけではないから、無観客で試合をする必要はない。ただ、残り10分ほどの試合のために、どれほどの観客が来るかは分からないけどね(笑)」。インド版のラウル・バリは、インド・サッカー協会に問い合わせてくれた。すると、もしも0-0なら試合をやり直すが、今回のような3-1の状況であれば、残りの時間だけ再開する形にするだろうという。

南米版のアンドレ・バイビチも、「FIFAが今回のようなケースについてどのようなルールを持っているか知らない。ただ、個人的には同じスコアで残りの16分間だけをプレーするべきだと思う。74分まで試合をしておきながら、なぜ中止にしたのか、理解に苦しむ」と、ゲームの流れを尊重する考えだ。スペイン版のフアン・リルマンも、「ヨーロッパでも、開始から30分以上も経ってから中断、延期されたゲームはたくさんあった。そのときの決定は、点数などを中断したときと正確に同じ状況にして、後日試合を再開するというものだった。つまり、74分まで行われて3-1だったゲームを、もう一度ゼロから行うというのは、アンフェアであり、ナンセンスだということだ」と語る。

このように、Goal.comのエディターの意見は、74分まで進んだ試合を中止すべきではなかった、再試合をするならば同じ状況で、というものがほとんどだった。読者の皆さんの意見は、下のコメントボックスから書き込んでいただくとして、最後にイギリス版のグラハム・リスターが紹介してくれた、興味深い事例を。

「1960-61シーズンのある試合を思い出す。のちにマット・バスビーの下、偉大なマンチェスター・ユナイテッドの一員となる前、デニス・ローはマンチェスター・シティにいた。そのシティはFAカップの4回戦で、ルトン・タウンと対戦した。試合はひどい嵐に見舞われていたため、予定どおりに開催されるかが激しく議論された。結局試合は始まったのだが、デニス・ローはすごかった。ほかの選手が相当苦労しているのを尻目に、開始20分で2点をマーク。ダブル・ハットトリックを決める素晴らしい活躍ぶりだった。そうして6-2のリードを奪っていたのだが、69分に審判がグラウンド状況のひどさに、試合を中止した。これにより、ローが残した素晴らしい数字は、記録集から削除されてしまった。さらにひどいことに、再試合では1-3で敗れてしまった…」。

あなたの意見は、下のコメントボックスから書き込んでください。

コメントありがとうございました!
名前を入力してください
所在地を入力してください
コメントを共有してください!
コメント
17 コメント
 
広告
広告
広告