移籍コラム:ラツィオ、強硬路線はスーパーカップ次第?

移籍希望の3選手の行方は果たして…

2009/08/05 11:15:58

Ledesma & Pandev - Lazio (Grazia Neri)
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Ledesma & Pandev - Lazio (Grazia Neri)

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ラツィオが主力の去就問題に揺れている。騒動の中心になっているのは、FWゴラン・パンデフとMFクリスティアン・レデスマ、DFロレンツォ・デ・シルヴェストリの3人だ。それぞれ移籍希望を公言しながら、「安売りはしない」というロティート会長の方針もあり、新天地が決まっていない。だが一方で、8日に北京で行われるインテルとのスーパーカップの招集メンバーからも外されている。

インタビューでラテン語を多用するなど、“嫌みなインテリ”といった印象を受けるロティート会長は、非常に頑固な人物として知られる。契約満了を控える選手に高額な移籍金を望むことはできないが、一定のラインを下回ることはしたくないのだろう。同会長は満足できるオファーがなければ、来季で契約が切れる選手たちを“干す”こともいとわない姿勢を見せている。

契約満了を迎える選手の中に、「望めば移籍できるのは当然」といった態度を取る者(代理人)がいるのは事実だ。だからこそ、クラブは「契約は尊重すべきもの」と主張する。ましてや、不況に苦しむイタリアの中小クラブが、経営を第一に考えるのは当然のこと。十分な利益がなければ、選手の主張だけを通すことはしないというロティート会長の姿勢は、必ずしも批判されるべきものではない。ナポリのデ・ラウレンティス会長もエセキエル・ラベッシに対し、同じ趣旨のコメントを突きつけた。

だが、心が離れた選手を残すリスクは大きい。なにより、“主力”を起用せずに結果が出なければ、フロントは批判の矢面に立たされる。クラブとバッラルディーニ監督は戦術的理由で3選手を招集外にしたとしているが、去就問題が原因なのは言うまでもない。そんな中、インテルに完膚なきまでに叩きのめされるようなことがあれば、「パンデフやレデスマがいなくて大丈夫なのか?」という声が上がるのは、火を見るよりも明らかだ。それでも、ロティート会長は強硬路線を貫けるだろうか?

実際には、パンデフが抜けても前線は問題ないだろう。トンマーゾ・ロッキとマウロ・サラテがおり、フリオ・クルスも加わったからだ。デ・シルヴェストリは、もともと控えである。だがレデスマは、司令塔として欠かせない存在だ。一時は契約延長に向かっているとも言われていた彼の離脱は大きい。バッラルディーニ監督の愛弟子、パレルモMFシンプリシオに注目しているとの噂もあるが、代役を獲得しないままレデスマを移籍させる、あるいは“干す”ようなことになれば、ラツィオは非常に苦しい戦いを強いられることになるのではないだろうか。

文/中村 大晃

 
 
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