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ライブ

ワールドカップアジア予選

  • 2013年6月4日
  • • 19:34
  • • 埼玉スタジアム2002, Saitama
  • 主審: Nawaf Shukralla
  • • 観客: 62172
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試合終了
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土壇場の本田PK! 日本がワールドカップ出場決定

土壇場の本田PK! 日本がワールドカップ出場決定

Getty

オーストラリアに先制許すも最後に追いつく

ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本対オーストラリアの一戦が4日行われ、1-1の引き分けに終わった。この結果、日本は1試合を残してブラジルW杯本大会出場が決定した。

勝ち点1以上の獲得で5大会連続のW杯出場が決定する日本は、ベストメンバーでこの試合をスタート。ブルガリア戦でテストした3-4-3は一旦封印し、通常通りの4-2-3-1のシステムで、直前に合流したばかりの本田、岡崎もスタメンに名を連ねた。

序盤から前線のケイヒルへのロングボールを積極的に狙ってくるオーストラリアに対し、日本はしっかり体を当てて自由に受けさせず、セカンドボールに対しても集中力を失わず対応。5分には日本が先に決定的なチャンスを迎える。本田のパスを受けようとした岡崎がオグネノフスキに倒されて左寄りの位置でFKを獲得すると、遠藤が狙ったボールは壁の上を越え、わずかにポスト左に外れた。

12分には左サイドでの細かいパスワークから、香川が右サイドへ走り込んだ岡崎へのスルーパスを狙うが惜しくも通らず。オーストラリアはこれをクリアしたところから一気に前線へロングボールを送り、ケイヒルが競ったこぼれ球からホルマンがシュートを放った。

16分にはゴール正面で本田のパスを受けた遠藤が完全にブレシャーノの裏をかく切り返しから左足でシュートを放つが、わずかにクロスバーの上。オーストラリアも直後にホルマンがシュートに持ち込み、低いボールがポストの外へ。両チームが一進一退の攻防を繰り広げた。

ここからの時間帯は日本にチャンスが相次ぐ。18分、細かいパスで中央を崩すと、岡崎がつないだボールをゴール正面から香川がシュートしたが、GKシュウォーツァーが見事な反応で弾き出してゴールを割らせない。21分にはカウンターから本田が長い距離を持ち込み、岡崎が右に相手の注意を引き付けたところで左に走り込んだ前田にパスを通したが、守備陣がシュートコースに入ってCKに逃れた。

逆に30分頃からはオーストラリアの時間帯。右サイドからのクロスに対して競り合ったケイヒルは吉田へのファウルを取られたが、その直後にもクルーズが裏に抜け出してケイヒルへの低いクロスを試みる。34分には前田のシュートがブロックされたところからオーストラリアがカウンターを仕掛け、抜け出したクルーズが決定的なチャンスを迎えたが、果敢な飛び出しでコースを限定した川島が見事なセーブでチームを救った。

その後も細かいパスをつないで相手守備陣を崩しにかかる日本に対し、オーストラリアも時折機を見て速い攻撃を仕掛けてくるが、どちらも決定的な形を迎えるには至らず。44分の岡崎のシュートもシュウォーツァーの正面を突き、前半はそのまま0-0で折り返した。

後半は両チームともに前半と同じメンバーでスタート。ボールキープで上回る日本は何度かゴール前へのスルーパスを跳ね返され続けたが、徐々にリズムが良くなってくる。54分には香川が左サイドのライン際に持ち込み、シュウォーツァーの頭上を抜くクロスをファーへ送ろうとしたが、シュウォーツァーがわずかに触ったボールに本田が合わせたシュートはゴール右に外れた。その直後にも、本田からボールを受けた香川が遠い位置からゴールを狙ったがシュウォーツァーがセーブ。

さらに長友、香川とラインの裏へ飛び出して良い形でボールを受けるが、オーストラリア守備陣の好守に阻まれてシュートに持ち込むことはできない。59分には左サイドでボールを受けて中を向いた香川が浮き球でゴールを狙ったが、シュウォーツァーの頭上を越えたボールはゴールマウス右上の角を叩いた。

62分には本田がエリア手前右側でFKを獲得。自ら左足で狙ったボールは惜しくもゴールの左上へ飛び去って行った。その数分後にも前田がほぼ同じような位置でFKを獲得したが、今度は壁の上を越えて落ちたボールがシュウォーツァーの正面でキャッチされた。

後半はほとんどチャンスを作れていなかったオーストラリアは、72分に最初の選手交代。ホルマンに代えてビドシッチを入れて打開を図る。76分にはウィルクシャーがフリーで右サイドを駆け抜け、中央への低いクロスにケイヒルが合わせたが、決定的に見えたこのピンチを吉田が体を張って弾き返した。

日本は79分、前田に代えて栗原を投入。今野が左サイドへと移り、長友がポジションを1列上げる形となる。その直後にはさっそく長友が高い位置を生かして前線へ抜けだしたが、ファーポストを狙ったシュートはシュウォーツァーに阻まれた。

だがその直後、予想外の形でオーストラリアに先制点が生まれる。左サイドに抜け出したオアーが中央へ送ったボールは、おそらくはファーポストに合わせることを試みたかに見えたが、川島の伸ばした手の先を越えてそのままゴールネットの中に吸い込まれた。

残り10分を切った短い時間で追いつかなければW杯出場を決められない状況となった日本は、内田を下げてハーフナーを前線に投入。さらに岡崎に代えて清武を入れて同点ゴールを狙いにいく。

またもW杯出場決定は先送りとなるのか。窮地に立たされた日本に起死回生のチャンスが訪れたのは終了間際の90分。ショートコーナーから本田の上げたクロスは、ゴール前でマッケイの腕に当たり、判定はPK。極度のプレッシャーのかかるアディショナルタイムのPKを、エース本田が豪快にゴール中央へと蹴り込んで1-1の同点とした。

3分間のアディショナルタイムを終えて、そのまま試合は終了。日本がグループ2位以内を確定させ、初めてホームでW杯出場を勝ち取った。


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