復帰のC・ロナウドがCL30回目のドブレテ! レアル・マドリー、ベルナベウで勝利を取り戻す/CLグループH第1節
アポエルを3発で粉砕

■チャンピオンズリーグ・グループH第1節 レアル・マドリー 3-0 アポエル

レアル・マドリー:クリスティアーノ・ロナウド(12分、51分)、セルヒオ・ラモス(61分)

13日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループH第1節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアポエル戦を

昨季にCL史上初となる連覇を果たしたレアル・マドリーの登場。ただし、欧州の覇権を握るチームは、悠然としながらデシオテルセーラ(13度目のCL制覇)への冒険をスタートさせるわけではない。バレンシア戦(2-2)、レバンテ戦(1-1)と、ベルナベウでのリーガエスパニョーラ2試合を引き分けで終え、常勝軍団はいつも以上に勝利の義務を背負う。

レアル・マドリーはスペイン・スーパーカップのセカンドレグ、リーガで出場停止だったCL歴代得点記録保持者(105点)クリスティアーノ・ロナウドが復帰。ジダン監督は同選手のほか、レバンテ戦で招集外及びベンチスタートとしたケイロール・ナバス、カセミロ、モドリッチ、イスコを先発させ、GKナバス、DFカルバハル、ナチョ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、MFモドリッチ、カセミロ、コバチッチ、イスコ、FWロナウド、ベイルでスタメンを組み、4−4−2のシステムを採用している。

レバンテ戦ではどちらかがピッチに立つべきだったと指摘されるモドリッチとイスコがともにピッチに立つレアル・マドリーは、アポエル陣地を占拠しながら試合を進めていく。が、キプロスのチームの組織立った守備を前になかなかチャンスを生み出せず、また前傾姿勢であるためにカウンターから危険な場面も生み出された。だが12分、王者はカウンターの鋭さにおいても格上であることを見せつけた。得点を決めたのは出場停止によって飢餓感を募らせ続け、ようやくピッチに解き放たれた背番号7、クリスティアーノである。

12分の速攻の場面、ボールを持ち上がったイスコが個人技によって1人をかわして左サイドに流れるベイルにスルーパスを出し、ウェールズ代表MFが間髪入れずにグラウンダーのクロスを送る。すると大外に走り込んだロナウドが、角度のないところからワンタッチでボールを枠内に流し込み、CL通算得点数を106に伸ばした。ベルナベウは早い段階から、お馴染みの「コモ・ノ・テ・ボイ・ア・ケレール(どうして愛さずにいられようか)」のチャントを響かせている。

先制したレアル・マドリーだが、前試合レバンテ戦のベンゼマに続いて前半に負傷者が……。25分、コバチッチが続行不可能となり、ジダン監督は代わりにクロースをピッチに立たせた。レアル・マドリーはその後も追加点を狙って積極的に攻撃を仕掛けたが、2トップまで自陣ペナルティーエリア付近まで下がるアポエルの守備を崩し切れず。33分にはベイルのクロスにファーのC・ロナウドが合わせたが、これはポストをかすめるだけでゴールはならず。前半は1−0のまま終了を迎える。

後半開始直後、レアル・マドリーはカルバハルのクロスから最終ラインを抜け出したロナウドがクロスバー直撃のシュートを放つ。ボールはバーに当たってからゴールライン付近に落ち、ロナウドが枠内に入ったことを主張したものの、ゴールラインテクノロジーはラインを割ったことを検知せずゴールとはならなかった。

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絶好の決定機を逃したレアル・マドリーだが、その5分後にようやくリードを広げる。ベイルのクロスをロベルトが腕で弾いたとの判定でPKを獲得。キッカーはロナウド。スマートフォンのライトがスタンドのいたるところで輝く中、ポルトガル代表FWは落ち着き払って、枠の左にボールを蹴り込んでいる。ドブレテ(2得点)を達成したロナウドだが、CLの30試合で2得点以上を決めた史上初の選手となった(2位はメッシの27回)。

2点差をつけたレアル・マドリーは、前に出ざるを得ないアポエルに対してポゼッション&カウンターを織り交ぜて攻撃を継続。そして61分にはマドリディスモ(マドリー主義)を体現するもう一人の選手、S・ラモスもゴール。自陣でボールを持った背番号4は、マルセロにボールを預けて相手ペナルティーエリアへと突っ走る。マルセロが送ったクロスにベイルが頭で合わせると、ボールはアポエルDFに当たってエリア内中央へ。そこで待ち構えていたS・ラモスは、低空のオーバーヘッドシュートでネットを揺らしている。

ジダン監督は72分に2枚目の交代カードを切り、イスコとの交代でセバジョスを投入。さらに82分にはベイルも下げて、チーム唯一の純粋な点取り屋ボルハ・マジョラルも入れた。その後アポエルにボールを保持される時間もあったレアル・マドリーだが、無失点をしっかりと維持しながら終了のホイッスルを聞いている。ベルナベウは終了間際に「コモ・ノ・テ・ボイ・ア・ケレール」のチャントをもう一度響かせていた。C・ロナウドの復帰とともに、マドリディスタスの神殿に勝利が、愛すべきレアル・マドリーが戻ってきた。

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