ドイツのW杯連覇?ネイマールの移籍金世界記録更新?2018年大予想18連発

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ワールドカップ、チャンピオンズリーグ、バロンドール、ゴールデンブーツ。2018年はサッカー界における変化の年になるか。

  1. ドイツ、再び世界チャンピオンに

    サッカーの国際大会でどこが優勝するか、予想するのは難しい。大抵の場合、各チームの監督がどんな選手を起用するか、直前までわからないからだ。とりわけ、ワールドカップの決勝トーナメントは日程が厳しく、運次第でどのような結果となってもおかしくない。

    だが、2014年のワールドカップ制覇以降のドイツを見れば、6月に開催されるロシア大会でドイツが優勝しても、それは至極真っ当な結果だと言えるだろう。

    ドイツは昨夏のコンフェデレーションズ・カップを、トップチームではなく“2軍”で制覇した。そして21歳以下のチームも欧州選手権を優勝している。ドイツの選手層は厚く、ヨアヒム・レーブ監督はあらゆるシステムをやりたいように採用することができる。ドイツは、この先いつまでも優勝争いをすることができるだろう。

  2. ナポリがユヴェントスの連覇を止める

    今シーズン、マレク・ハムシクは、ディエゴ・マラドーナを抜いて、ナポリの最多得点記録選手となった。2017-18シーズンが終わるころ、愛すべきキャプテンは、1980年代後半の栄光の時代以来のタイトルをクラブにもたらすかもしれない。

    今シーズンのセリエAは、ヨーロッパの他のリーグとはひと味違う、見るべき価値のある唯一のタイトルレースとなっている。6連覇中のユヴェントスやインテル、ローマを抑えて優勝争いのトップに立っている。

    マウリツィオ・サッリ監督率いるナポリのサッカーは変幻自在で、このままシーズンを走りきるだろうと予想しない理由はない。

  3. ペップ、4冠達成

    ジョゼップ・グアルディオラ監督とマンチェスター・シティは、すでに複数の記録を破る勢いを見せている。プレミアリーグのシーズンにおける、過去最高のスタートダッシュを見せつけて久しいが、2位との勝ち点差が史上最多タイで、シーズン中の年越しを迎えた。

    シティはこれまでリーグ戦22試合で20勝を挙げ、トップ6のライバルをすべて退けてきた。マンCが首位から陥落することを予想することは不可能だ。いつまでも最高の状態は続かない。いつか負ける時がくるだろうと思うかもしれないが、グアルディオラ監督のもとでは、そんなこともないとすら思える。

    加えて、マンチェスター・Cは国内のカップ戦でも勝ち進んでいる。2年目で、プレミアリーグに慣れつつあるグアルディオラが、国内3冠を達成する初めての監督になるといっても過言ではない。それどころか、4つのタイトルすべての獲得もありうる。

    4つ目のタイトルとはチャンピオンズリーグ。すでに驚くほど視界は開けている。トップチームのほとんどが次々と醜態をさらす中、タイトルを争う目立ったライバルは見当たらない。

    スター揃いのバルセロナも、全盛期に比べれば脆さが見え、ディフェンディングチャンピオンの2位通過したレアル・マドリーは、パリ・サンジェルマンという油断ならない相手との2試合が控えている。

    バイエルン・ミュンヘンは、世代交代の真っ只中にあり、チャンピオンズリーグのトロフィーには、おそらく新しい名前が刻まれることだろう。PSGはネイマール、キリアン・ムバッペ、エディンソン・カバーニといった強力な前線を擁するが、ペップ・シティはそれにも匹敵する破壊力を持つ。

    ペップは国内においてもヨーロッパにおいても、チームにはっきりとした個性を発揮させている。究極の栄光に向けて、マンC以上に準備の整ったチームはないように思われる。

  4. バロンドールを新たに獲得する選手は現れるか

    一瞬だけリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドのことを脇に置いて、バロンドールを争うに足る選手が他にいると考えてみよう。

    今年はワールドカップイヤーであり、優勝国の中心選手が、世界最高の称号を獲得する可能性は高い。

    実際、ドイツが優勝すれば、トニ・クロースがそのコンスタントなプレーぶりから、バロンドールを獲得する可能性はある。ヨシュア・キミヒが、目もくらむような成長を遂げて、選手として最高の栄誉を手にするかもしれない。

    一方で、マンCがチャンピオンズリーグを制覇しても、選手の誰かがバロンドールに選ばれるのは難しいかもしれない。だが、ロシアでのベルギーの躍進次第で、ケヴィン・デ・ブライネが栄冠を得ないとも限らない。

    ネイマールも候補の一人であるし、ハリー・ケインが今年、2017年と同じような活躍をした場合、その冷静で期待を裏切らないプレーぶりを無視することは難しいだろう。

  5. ネイマールが移籍金史上最高額を更新する

    ネイマールはPSGへの移籍を後悔していると報じられ、クリスティアーノ・ロナウドが今後もレアル・マドリーにいるかどうかが疑問視されるという状況。そんな中、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長が、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウに来れば、今までより楽にバロンドールが獲得できるだろうと語った。

    つまり、ネイマールが、PSGからレアルに移籍して、世界で最も有名なクラブの新たなスターとなり、自身の持つ、2億2,200万ユーロ(約300億円)という世界最高額の移籍金記録を破る可能性は、十分にあるということだ。

  6. ジダン、レアルの失態の犠牲となる

    クリスマスの2日前、ジネディーヌ・ジダン監督率いるレアル・マドリーは、クラシコで惨敗を喫した。その結果として名声の薄れたジダンが監督の座を追われる可能性が高まっている。

    だが、チャンピオンズリーグ連覇という偉業は、大きな勲章であり、今のところ会長は、ラ・リーガにおけるチームのパフォーマンスの低下を大目に見ているようである。

    それでも、ジダン監督が残るタイトルの一つ、チャンピオンズリーグ3連覇を成し遂げられなかった場合、2017年に5つのタイトルを獲得していたとしても、最後の年となる可能性があるだろう。

  7. モウリーニョがタオルを投げる

    ジョゼ・モウリーニョがダービーを落とした直後、マンチェスター・シティの支出力について語った言葉は敗戦の言い訳だったのだろうか。

    モウリーニョ監督はマンチェスター・Cのような経済力とコーチングスタッフを持ったチームを前にして、赤い悪魔を再び頂点に導くことを諦めてしまったのだろうか。戦う気力はあるのかという疑問すら浮かんでくる。

    こうした疑問に反論するために、モウリーニョ監督に残された時間は、およそ6カ月。結果を出せなければ、首を切られ、新しい職場を求めて出ていかなければならなくなるだろう。

  8. パリ・サンジェルマンのベンチに、またしても大きな変化が

    PSGの監督をしたいと思わせる魅力は数多くある。膨大な資金力に加えて、世界一の攻撃陣を率いて指揮することができるのも魅力的だろう。だがその分、プレッシャーも半端ではない。

    ウナイ・エメリ監督は、チャンピオンズリーグでカタール人の要求を満たす結果を出さなければならないが、それにはレアル・マドリーという大きな壁が立ちはだかっている。

    それに加えて、予想どおりと言うべきか、ネイマールがスペイン人のエメリ監督のやり方に不満を示しており、再び監督交代の火種はくすぶりつつある。

    実際、ジョゼ・モウリーニョ、ディエゴ・シメオネ、アンドレ・ビラス・ボアスといった名前が、すでに挙がっているという。

  9. コンテ監督がチェルシーを去り、アザールも?

    アントニオ・コンテ監督とチェルシーにとって、プレミアリーグ制覇は快挙であったが、連覇を狙った試みはすでに破綻している。マンチェスター・シティのハイペースにまったくついていけていない。また、チャンピオンズリーグのグループリーグでは2位となったために、ベスト16でバルセロナを引き当ててしまっている。

    コンテは昨夏、必要としていた補強を満足にできず、現状に対してフラストレーションが溜まっていることが何度も報じられている。今年の夏以降も監督を続けることはないだろうし、レアル・マドリーを崇拝するエデン・アザールが、一緒に出ていくこともありうる。

  10. シメオネ監督がアトレティコを去る

    ディエゴ・シメオネは、現代サッカーにおける前代未聞の成功をアトレティコ・マドリーにもたらしたが、その栄光は消えつつあると言ってよい。

    シメオネはアトレティコの本拠がワンダ・メトロポリターノへ移る過渡期の監督であったが、記念すべき1年目をチャンピオンズリーグで飾ることはすでに叶わなくなった。

    シメオネは早期の脱出のため、アトレティコとの契約延長期間期間を前もって減らしており、おそらくロンドンかパリを、次なる魅力的な目的地として考えていることだろう。

  11. バイエルンをめぐる変化

    ユップ・ハインケス監督はチームを安定させつつあり、1つのタイトルのみならず、2冠、3冠を目指していることだろう。だが、それにもかかわらず、バイエルン・ミュンヘンに大きな変化のときが訪れるかもしれない。

    フランク・リベリやアリエン・ロッベンといったベテランのスター選手たちが契約満了を迎えるが、さらなる延長は考えにくい。つまり、新しいスターが加入する余地ができるというわけだ。

    ただし、新たに加入する選手たちには、30歳を超えたマヌエル・ノイアーやアルトゥーロ・ビダルといった有力なリーダーたちや、これから先もチームの主力となるマッツ・フンメルスやジェローム・ボアテング、ハビ・マルティネス、ロベルト・レヴァンドフスキと、うまくやっていくことが求められる。

  12. トーマス・ミュラーがワールドカップのレジェンドへ

    トーマス・ミュラーは、ワールドカップに愛されていると言っても言い過ぎではない。2010年と2014年の2大会で、13試合しか出場していないにもかかわらず、10得点を挙げているのだ。

    ドイツ代表で再び仲間たちとともに、7試合をプレーすることになると考えると、ミュラーにはミロスラフ・クローゼが持つ、ワールドカップ最多得点「16」の記録を破るチャンスがある。

    それには、ミュラーを奮起させる逆風が必要だし、グループリーグではハットトリックをしなければならないだろう。メキシコ、スウェーデン、韓国は、さっさと蹴散らしてしまうべきだ。その後もドイツが期待どおりに勝ち進むならば、ミュラーもゴールを積み重ねていくことだろう。

  13. 中国を黙らせる規制ができる

    このところ、すべての道が東に通じ、中国のスーパーリーグ(CSL)が、ヨーロッパのトップクラブの鼻先から才能ある選手をかすめとっているように見えたが、それももう終わりを迎える。

    外国籍選手との契約に100%の輸入税をかけるという規制により、中国の支出力はひどく弱められてきたが、2018年に向けて新たな規制がCSLを無力化させるだろう。

    試合をするチームに割り当てられる外国籍選手の数が、自国の23歳以下の選手数と同じでなければならなくなるのである。

    中国の力は、ピエール=エメリク・オーバメヤンやジエゴ・コスタのような選手をヨーロッパから連れていこうとした、たった1年前とは違うものになることだろう。

  14. ACミラン、忘却の彼方へ

    ヨーロッパでは7回チャンピオンになったかもしれないが、ジェンナーロ・ガットゥーゾ率いるACミランは、ピッチの中でも外でも崩壊が進んでいる。

    新たに契約したレオナルド・ボヌッチやハカン・チャルハノールは不調が続いているし、GKジャンルイジ・ドンナルンマの去就は決まっておらず、財政破綻の危機は消えていない。

    さらにUEFAは、新しく中国人オーナーを迎えたミランの「不確実性」を指摘し、ファイナンシャル・フェアプレー制度に関する「自主協定」の要請を認めないと決定した。

    先々を見ると、アメリカのベンチャーキャピタルの会社にローンを支払うべき10月が迫っているが、今のところ、ミランがそれを遂行できるようには思えない。

  15. イニエスタの代わりは、アルトゥールかコウチーニョ

    10年以上にわたるバルサ成功の中心選手のひとり、アンドレス・イニエスタにその時が迫りつつある。かろうじてエルネスト・バルベルデ監督に起用され続けているイニエスタだが、その終わりも遠くない。バルサは地元出身のスーパースター、イニエスタの恒久的な代わりを必要としており、加入させる最高の候補として、グレミオのアルトゥールとフィリペ・コウチーニョが挙げられる。

  16. スーパーマリオ、トップに返り咲き

    マリオ・バロテッリはニースで、公式戦49試合の出場で33ゴールを記録し、黄金期を迎えている。フランス南部の港町ニースで復活をもくろんだバロテッリの計画はこれ以上なく成功し、すでにトップレベルへの返り咲きの答えを示しつつある。

    27歳のバロテッリは選手として絶頂期にあり、自身を懐疑的な目で見るトップクラブに対し、成功への意欲と姿勢を示していると言えよう。

  17. プレミアMVPはスターリング

    ラヒーム・スターリングは、プレミアリーグの最高のチームにあって、最もコンスタントな活躍をしているアタッカーであり、PFA年間最優秀選手賞を獲得して仲間たちからも賛辞が届くだろう。

    現地のイギリス人のサポーターたちから長く見下されてきたスターリングだが、今年はその質の高いパフォーマンスで、彼らを黙らせている。

  18. メッシとバルサがスペインの頂点に

    ほんの数カ月前の見立てと、これほど異なるとは…。バルセロナは昨夏、ネイマールをPSGに奪われ、うろたえていた。ヨーロッパでも国内でもレアル・マドリーの後塵を拝し、リオネル・メッシは契約延長について口を濁していた。

    しかしながら、今やカンプ・ノウには完全な調和が取り戻された。バルベルデ監督率いるバルサは順位表のトップに立ち、メッシの名前も得点ランキングの一番上に表示されている。

    2018年は再びメッシの年になりつつある。バルサはフロントにおいてもピッチ上に関しても予想を上回り、結局新しくとんでもない契約を交わしてプレーすることとなって、世界最高選手であり続けている。

    スペイン国内においてもヨーロッパにおいても、バルサに対抗できるチームはあるのだろうか。メッシが6回目のバロンドールを故郷にもたらすのを阻む選手はいるのだろうか。