W杯でスペイン伝統の7番を背負うサウール「優勝するために何かを」/独占インタビュー

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ロシア・ワールドカップで2大会ぶりの世界王座奪還を狙うスペイン代表。その“ラ・ロハ”で7番を背負うアトレティコ・マドリーMFサウール・ニゲスの『Goal』独占インタビューをお届けする。

4年に一度の祭典がついに開幕した。

『Goal』では、ロシア・ワールドカップ開幕に際して現役の選手や指揮官に独占インタビューを実施。今回は、優勝候補の一角である“ラ・ロハ”の背番号7、サウール・ニゲスだ。

巧みな足元の技術やパスセンスといった攻撃面だけでなく、インテンシティの高いプレッシングやタックルで守備面でもチームに貢献するサウール・ニゲスは、中盤ならどのポジションでもこなすことができるポリバレントプレーヤーだ。現在23歳と将来を嘱望される男に、W杯での思い出や自身のサッカー観などを大いに語ってもらった。

■W杯の思い出

Spain World Cup 2010 Casillas

――スペインは2010年の南アフリカW杯で優勝しました。当時のあなたの状況を教えてください。

2010年大会の時、僕はサンタ・ポーラ(スペイン、バレンシア州アリカンテ県)にいたよ。休みの時に、いつも家族と行く場所なんだ。もちろん決勝を含め、W杯の試合は全部観た。スペインの優勝はセンセーショナルだったね、信じられなかった。少し経ってからこれが現実なんだって実感がわいてきて、僕らは海に駆け出し、ずぶぬれになりながら祝ったんだ。素晴らしい日だった。

――当時、あなたはまだ15歳の少年でした。

僕はまだ子供だった。2006年のドイツ大会の時も10、11歳くらいだったかな。フットボールも始めたところだった。実は、W杯についてはあんまり記憶にないんだ。いくつかのイメージがあるくらいだね。特定の試合だとかプレーといった記憶は全然ないんだ。

■重要なのは“個性”

Saul Niguez

――フットボールで必要なものは何でしょうか?

個性を持つことだ。偉大な選手たちはそれぞれ素晴らしい個性を持っている。世界最高峰の選手を見てみなよ。メッシやクリスティアーノ・ロナウド、ネイマール、アントワーヌ・グリーズマン…彼らの個性は誰にも変えることはできない。彼らは今いる場所に上り詰めるために努力を続けた。自分が今やっていることについて、明確にするべきだ。なぜ、それに取り組んでいるか、そのことを考えることが個性の形成につながるからね。

――スペインにはアンドレス・イニエスタ、コケ、セルヒオ・ブスケツといった選手がいます。彼らから学ぶことはありますか?

彼ら3人とはよく話すんだ。とても知性のある選手たちだからね。試合を読む能力がずば抜けている。たとえボールの扱いがどれだけうまくても、試合を読む力がなければ、2人のディフェンダーを前にしてもきっと強引にドリブル突破を試みるだろう。優れた選手でもそれはなかなか成功しない。だけど彼らには試合を読む能力がある。同じポジションの彼らのプレーを見ることで、自分のプレーを改善したい。イニエスタのラストパスやアタッカーとの連携が大好きで、自分のものにできたらと思うよ。ブスケツとコケの知性やフィジカルもだ。彼ら3人とプレーできたら、素晴らしい中盤を形成できると思うんだ。

――プレースタイルについて教えてください。

一番好きなのは得点を奪うこと。ゴールを狙うプレーが好きなんだよ。もちろん、チームの一員であることが大切で、それがすべてだ。それと、いくつか重要な面がある。ボールを動かすこと、プレッシング、ボール奪取などだね。そして一番大切なのは自分のプレーでチームを助けることだ。

――まだ若いのにどのようにプレッシャーに対処しているのでしょうか?

神様のおかげだ。僕はいつもポジティブに生きている。専門家や家族の助けを借りたりもしている。つらい時期にはいつだって家族がそばにいてくれて、アドバイスをくれたり、導いてくれているんだ。そうやってそばにいてくれる人たちがとても大切。家族や友人、恋人だね。自分を落ち着かせてくれる存在、それが一番重要だよ。自分自身が何者なのかを知って、自分に自信を持つことだ。そうすれば、どんな状況に直面しても気持ちを落ち着かせることができるようになる。

■スペインの未来

Asensio Spain

――新たな世代が台頭しており、スペインの未来はサウールとマルコ・アセンシオと言われています。どのように思いますか?

若い選手は歴史を築き、チャンピオンになった選手から多くを学ぶことができる。それは誇らしいことでもあるね。そういった選手から学べる、これはとても大切なことなんだ。フットボールに限った話ではないよ。選手個人のレベルでも同じことだ。大きな大会では様々なことが起きるけど、そうした経験にどう対処してきたのか、彼らは僕たちに伝えてくれるんだ。僕たちはそれを受けて、成功を続けてこのレベルを維持しないといけない。そしてベテランになった時、新たにチームにやってきた選手たちに、今度は僕たちが伝えていくことができる。それができたらスペインの将来は素晴らしいね。それがアセンシオと僕の手にかかっているのだとしたら、それが僕にとっての夢、ということになるだろうね。

――あなたはポリバレントな選手として知られています。異なるポジションでプレーすることは問題ないですか?

構わないよ。監督は複数の異なるポジションでプレーできる選手を好んでいると思う。それは僕にとっても良いことだ。スペイン代表の哲学の中では、中盤であれば僕はどこでも快適にプレーできる。何か問題が生じても、サウールはここにいる。必要とあればそれに応えたいんだ。

■ロシア大会への思い

David Villa Spain Italy WC Qualifiers

2018-06-20-saul

――W杯では背番号7を背負いますね。

(以前に7番をつけていた)ダビド・ビジャとは良い関係にあるんだ。だから背番号7を付けると知って興奮したね、すごいことだよ。

――W杯への意気込みを教えてください。

今は夢と情熱でいっぱいだよ。W杯で優勝するために何かを果たしたいんだ。

インタビュー・文=アルベルト・ピニェイロ/Alberto Pinero

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