ブラジル代表のチッチ監督は、先制点をマークして勝利に貢献したネイマールの活躍を喜んだ。
2日に行われたワールドカップの決勝トーナメント1回戦でブラジル代表はメキシコ代表と対戦。ネイマールが51分に均衡を破ると、終了間際の88分にもロベルト・フィルミーノがネットを揺らしてブラジル代表が2-0で勝利し、準々決勝にコマを進めた。
試合後、会見に臨んだチッチ監督は、「素晴らしい試合だった。均衡して両チームともに得点のチャンスがあった。メキシコと（フアン・カルロス）オソリオを称賛したい。美しい試合で、私は楽しめた」とレフェリーへの批判を繰り広げたメキシコ代表のオソリオ監督とは対照的に良い試合だったとコメントした。
また、この試合で先制点を挙げたエースのネイマールを称賛。
「3カ月間試合でプレーしていなかった。トップレベルに戻すには多くを要し、4、5試合は必要だと思っていた。前の試合でも良いプレーをしていた彼は、この試合でも以前のように多くのことをチームにもたらしてくれた」
ブラジル代表はメキシコに勝利したことで7大会連続でベスト8進出。ドイツ代表やスペイン代表など優勝候補が早々と散る中、準々決勝進出を果たしたチッチ監督率いるセレソンは、ロシア・ワールドカップを制する最有力候補に挙げられる。しかし、同指揮官はどのチームにも優勝の可能性があると話した。
「我々はベスト8にたどり着いたに過ぎない。チームはまだまだ結束と成長をしなければならない。我々が今日破ったのはドイツとそのドイツに勝利した韓国を下したチームだ。それにスウェーデン戦でも失点するまでは良いプレーを見せていた。カウンターも、プレッシングも高いレベルだった。昨日のロシアも良いプレーを見せていた。だから全てのチームに可能性がある」
ブラジルは6日の準々決勝でベルギーと対戦する。
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