Montella Milan TorinoGetty Images

無念のモンテッラ「ミランの成長を確信していたが…」友人ガットゥーゾにはエール

ミランの監督を解任されたヴィンチェンツォ・モンテッラ氏が27日、自身のツイッターを更新し、感謝の意を述べた。

ミランは今夏、1億5000万ユーロを投じて大型補強を敢行したものの、セリエA14節終了時点での成績は、6勝2分6敗の勝ち点20。1941-42シーズン(14試合で7敗)に次ぐ最悪のスタートとなり、順位も7位に甘んじていた。

26日にサン・シーロで行われたトリノ戦でのスコアレスドローを受け、3日のベネヴェント戦がモンテッラのラストチャンスになるとの見方が広がっていたが、一夜明けた27日にミラン幹部は昨シーズンからクラブを率いていた指揮官の電撃解任に踏み切った。

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■子供の頃応援したミランを指揮できて誇り

モンテッラはツイッター上でファンやミラン関係者へ感謝の意を述べたほか、後任となるクラブOBのジェンナーロ・ガットゥーゾにエールを送った。

「ミランを指揮し、このチームと仕事できたことは私にとって誇りだ。サポートしてくれたファンの皆、私にチャンスを与えてくれた(マルコ)ファッソーネCEOと(マッシミリアーノ)ミラベッリSD、そしていつも私を支えてくれたスタッフに感謝する。リーノ(ジェンナーロの愛称)がミランを相応しい場所へ導いてくれることを祈る」

また、モンテッラはミラネッロを去る際にも取材陣のインタビューに応じ、コメントを残している。

「チームは私の指導の下、成長していた。その確信があっただけに残念に思う。ファッソーネCEOとミラベッリSDには感謝するが、決断は受け入れる」

「子供の頃から応援していたチームを指揮できたことは私にとって誇りとなる。コッパ(イタリア・スーパーカップ)を獲得し、他にも素晴らしい勝利を味わえたことで満足感もある。私の友人でもあるガットゥーゾが素晴らしい仕事をしてくれることを本当に心から祈っている」

モンテッラはローマやカターニア、フィオレンティーナなどの監督を歴任したのち、2016年6月にミラン監督に就任。財政難によりトップ選手が獲得できない中、GKジャンルイジ・ドンナルンマやFWスソら若手主体のチームづくりを行った。12月にはユヴェントスとのイタリア・スーパーカップ決勝を制し、自身初となるタイトルを獲得したほか、リーグ戦でも6位の成績を収めヨーロッパリーグ出場権を獲得した。しかし今シーズンは中国資本新体制の目玉となった夏の大型補強が成績に反映せず、責任を問われることになった。

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