2016-10-21-uefa-ceferinGetty Images

欧州全体でも“移籍市場革命”が起こる?UEFAもシーズン開幕前の移籍市場閉鎖に賛同か

UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長はプレミアリーグにおいて決定された補強期限の前倒しを歓迎しているようだ。ドイツ『ARD』で、UEFA内でもルールの改正が検討されていることを明かした。

プレミアリーグは7日、14クラブが今後の夏のマーケットにあたって、リーグ開幕前の木曜日の閉鎖に合意し、決定に至ったことを発表。ワールドカップが行われる来年はプレミアリーグの開幕は8月2週目となり、来シーズンには現地時間同9日の午後5時以降は新戦力の獲得を不可能となった。

それを受けたUEFAのチェフェリン会長は「移籍ウィンドウが開いている期間が長すぎる。シーズンが始まり、あるクラブでプレーしていながら移籍することができて、次のクラブでプレーすることが可能なのはおかしな話。コンペティションにとって良くない。それについて、真剣な話し合いを進めているところだ」と欧州連盟でもシーズン開幕前の移籍マーケットの閉鎖を検討する動きがあることを明かした。

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今夏の移籍市場は欧州主要リーグにおいて、プレミアリーグ、ブンデスリーガ、セリエA、リーグアンは8月31日に、リーガエスパニョーラは9月1日に閉鎖。リーグ開幕後にも数多くの選手の去就が決まらない状況に対し、プレミアリーグクラブがいち早く補強期限の前倒しを決断し、各地で“移籍市場の革命”として反響を呼んでいる。しかし現状ではプレミアリーグクラブ所属の既存選手の放出は他リーグの移籍市場が閉鎖するまで可能のため、UEFAや他の主要リーグの動向が注目されているところだ。

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