サッカー選手の移籍に欠かせなかった代理人が、将来的には必要なくなるのかもしれない。サッカー版『リンクトイン』とも呼べる、選手とクラブを直接的に結ぶソーシャル・ネットワーキング・サービスがオープンを果たしたのである。
現在、移籍金が高騰し続けているサッカー界だが、その背景には移籍を取り計らう代理人の存在も挙げられる。FIFA(国際サッカー連盟)の発表では移籍金のじつに40%が手数料として代理人に支払われており、またUEFA(欧州サッカー連盟)のアレクサンデル・チェフリン会長は先に、移籍の仲介があることで大金が失われていることを指摘していた。
そのような状況で、スペイン・バスク州ビスカヤ県ビルバオ市に拠を構えるエスフェリカ・コンサルティング社が、代理人を必要とせず、選手とクラブを直接的に結ぶソーシャル・ネットワーキング・サービス『LEAD & PLAY』をオープンした。
スペインの大手弁護士集団クアトレカーサスが法律顧問を務める同サービスは、あらゆる国のプロサッカー選手が審査を通過して、年間費として175ユーロ(約2万2792円)を支払えば登録可能。登録後には、自身が移籍を希望するクラブ、給与額を入力できる。そして『LEAD & PLAY』に登録しているクラブが選手と直接的にコンタクトを取り、条件が合えば、たったワンクリックで合意することが可能だ。また合意がなされた場合、『LEAD & PLAY』は選手の給与額及び移籍金の5%を手数料として受け取る。
現時点でスペイン語、英語、フランス語に対応している『LEAD & PLAY』は、女性選手、監督、フィジカルコーチ、メディカルスタッフなども取り扱う。サイトでは「753クラブがあなたのことを待っています」と記されているなど、すでに多くのクラブが同サービスの使用を開始している模様。これから、サッカー界の流れを変える存在になるかもしれない。
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