■リーガ第12節 エイバル 5-0 ベティス
エイバル：OG（6分）、エスカランテ（30分）、チャルレス（56分、71分）、エンリッチ（79分）
20日にリーガエスパニョーラ第12節が行われ、エイバルは本拠地イプルーアにベティスを迎えている。
9月15日の第4節レガネス戦以降、勝利に見放されているエイバル。対するベティスは第5節レアル・マドリー戦を最後にアウェー戦で未勝利が続いている。両者ともに勝ち点3が欲しい状況だ。
セティエン監督の下で攻撃フットボールを志向するベティスだが、この試合ではエイバルが開始直後に均衡を破る。起点となったのは、乾だった。
6分、左サイドでボールを受けた乾は、プレスに来たマンディを難なくかわす。少し中央に切り込んでから得意のインスイングのクロスを送ると、エンリッチに裏を取られたアマトがオウンゴール。エイバルに先制点がもたらされる。
11分には、FKからエイバルが再びチャンスを演出。サインプレーから、乾のパスを受けたアルビージャがシュートを放つ。GKアダンが弾いたこぼれ球をオリヴェイラが押し込むが、これは右に外れる。さらに27分、ジュンカのクロスからエンリッチがヘディングで落とし、イバン・アレホがシュート。攻撃の形はできていた。
すると29分、エイバルが追加点を挙げる。ジュンカの蹴ったCKは一度ベティスDFに跳ね返されるも、こぼれ球を乾が拾って再びジュンカにパスを送る。左サイドからのクロスを中央でエスカランテが頭で叩き、2点目を奪取した。
ベティスは53分にカマラサのスルーパスにセルヒオ・レオンが反応して決定機を迎える。だがGKディミトロビッチとの1対1を制することができない。
その直後、再び乾が輝きを放つ。54分、中盤でパスを受けた乾はワンタッチで前方にスルーパス。完全に抜け出したチャルレスがペナルティーエリア内でマンディに倒され、主審はベティスDFにレッドカードを提示してPKスポットを指し示す。このPKをチャルレスが決めて決定的な3点目を奪う。
そこからは一方的な展開となった。71分、アレホのグラウンダーのクロスをチャルレスが蹴り込み、エイバルが4点目を手にする。79分にはカパのパスを受けたエンリッチが右足を振り抜き、ネットを揺らした。
勝利を取り戻したエイバルは16位デポルティボと同勝ち点11で17位に位置した。一方のベティスは9位につけている。
