元マンチェスター・ユナイテッドのロイ・キーン氏は、“スクールボーイ”とポール・ポグバを批判するも、古巣の問題はチーム全体にあると考えているようだ。
2016年にクラブ最高額でユヴェントスからマンチェスター・ユナイテッドに復帰したポグバだが、8900万ポンド(当時約130億円)にも及ぶ移籍金に見合うだけの活躍がいまだできていない。先日のホームで行われたセビージャ戦に途中出場した同選手だが、この試合でもチームを勝利に導けず、チャンピオンズリーグからの敗退が決まっていた。
この結果を受け、キーン氏はポグバのプレーを批判するとともに、問題の根幹はチームそのものにあると『ITV』で話している。
「ポグバはチームにとって大きな問題だ。彼のようなビッグネームがピッチに立てば、試合を変えてくれると期待したいが、彼は何もできなかった。1点目の時なんて彼はまさに“スクールボーイ”のようなプレーで、危険な場面の察知すらできなかった」
「チームの一員だったら、チームメイトがミスをすれば、すぐにカバーに入り、ミスを帳消しにするようなプレーが求められる。しかし、あの試合でチームは互いに助け合うことを忘れ、偉大なユナイテッドとしての姿勢をも見失ってしまったようだ。彼らは個々でプレーし、チームプレーなんてできないようなチームになってしまった」
「ユナイテッドの敗戦に驚きはなかった。なぜならチームはどのような方向に進むべきかを見失っていた。我々は戦術やシステムについて意見することはできるが、まずは選手たちが自身の仕事を全うしなくてはならない。これは最低限に必要なことだ」
ホームで惨敗を喫し、チャンピオンズリーグから姿を消したマンチェスター・ユナイテッドだが、チームを立て直し、再び勝利をつかむことはできるのだろうか。同クラブは17日にFAカップ準々決勝でブライトン&ホーヴ・アルビオンと対戦する。