マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、ビッグクラブとして十分な補強を行えていないと感じているようだ。
26日に行われたバーンリー戦に2-2のドローで終わったマンチェスター・Uは、これで公式戦3試合未勝利に。27日に首位マンチェスター・シティが勝利すれば、勝ち点差は15にまで広がることになり、逆転優勝が厳しい状況に立たされている。
モウリーニョ監督は、アレックス・ファーガソン氏退任以降、思ったような結果が残せなかったチームを立て直している途中だと強調している。
「ACミランはビッグクラブではないか? レアル・マドリーは? インテルは? ビッグクラブとグッドチームは全く別物だ。ビッグクラブとは偉大な歴史を持つクラブのことで、ビッグクラブである我々は、世界最高ではないチームを2年間かけて立て直そうとしているんだ」
そして、ローカルライバルとの差は補強費にあると主張。就任1年目に1億9100万ポンド、そして今夏2億2500万ポンドと2年連続で大型補強に成功し、首位を独走するジョゼップ・グアルディオラ監督に対し、ユナイテッドは2年間で約1億ポンド劣る3億ポンドを投じているが、この差が順位に現れていると語った。
「シティはサイドバックにストライカー並みの移籍金を支払って獲得した。それに比べれば、我々の補強は十分ではない。ビッグクラブは他のクラブと補強費用が一緒ではいけない。これまでもビッグクラブは、その歴史が原因で移籍市場で大きな代償を払ってきている」
リーグ戦直近の5試合で勝ち点7を失ったマンチェスター・U。ライバルとの差を埋めるため、冬のマーケットで“1億ポンド”分の補強費を投じて大型補強に動くのだろうか。