モウリーニョは正しかった…ゴール量産で100億円超を“バーゲン価格”へ変えたルカク

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ルカクはCLの舞台でも止まらない。またしてもゴールを陥れた。さらに、ユナイテッドに欧州最高峰の舞台での勝利をもたらし、ストライカーとして文句のつけようのないプレーを見せつけた。

12日、マンチェスター・ユナイテッドが、21カ月ぶりにチャンピオンズリーグの舞台に戻ってきた。90分のどこを切り取っても、ブランクを全く感じさせない戦いぶりであった。

スイスの強豪クラブ、バーゼルを相手に多少の余力を見せつつ3-0で勝ったユナイテッドは、かつてよく見せていたとおり、ビッグネームのストライカーがアタッキングサードで決定的な仕事をやってのけた。

そのストライカーの名はロメル・ルカク。ベルギー代表のルカクは、チャンピオンズリーグのデビュー戦で見事なゴールを挙げ、センターフォワードとしてプレーするのに、まったく文句のつけようのない個人技を見せつけたのだった。

ジョゼ・モウリーニョ監督は試合前日の記者会見で、今夏7500万ポンド(約110億円)で契約したルカクについて、すでにその値段の2倍に匹敵する活躍をしていると断言していたが、ルカクは公式戦6試合目にして6ゴール目を記録し、指揮官の言葉を裏付けてみせた。

マーケットでの動き方について「我々はとても賢かったと思う」と、モウリーニョ監督は『タイムズ』紙でこう振り返る。

「我々は、移籍マーケットを永遠に変えてしまうことが起こるのではないかと思っていた。例年なら、移籍シーズンも終わりに近づくと、高額な契約は少なくなるものだ。だが今シーズン、ネイマールのことがあってから、すべてが変わった。契約金の額に関して言えば、悪い方に代わってしまった。もし、ルカクと8月31日に契約していたら、1億5000万ポンドかかっていただろう」

CL開幕を迎える前からルカクはすでに、自身の価値を高めるべく、プレミアリーグで全力のプレーを見せていた。そもそも、ルカクのプレーがイングランドのサッカーに合うかどうか、疑いを抱くものはほとんどいなかった。チャンピオンズリーグの舞台で、より辛辣にルカクの真価を判断しようとする人々もいたが、ボールがないところでの巧みな動きや素晴らしい連携プレーは、チャンピオンズリーグでも活躍ができる選手であることを証明している。ルカクはユナイテッドの攻撃にしかるべき形とリズムを与え、バーゼルを圧倒した。

Manchester United Champions League 2017

Paul Pogba Manchester United 2017

要のポール・ポグバが、試合開始からわずか19分でハムストリングを負傷してピッチを離れることとなり、早々にその穴を埋めなければならなくなった。しかし、代わって入ったマルアン・フェライニは自身の役割を完璧に理解していた。ポグバに代わり、アームバンドを巻いていた右ウイングのアシュリー・ヤングからの見事なクロスを、得意のヘディングでゴールに叩き込む。モウリーニョからの厚い信頼を受ける男のゴールでユナイテッドは先制に成功する。

さらに後半が始まってすぐ、左ウイングのダレイ・ブリントから弓を引くようなクロスに、これまた頭で合わせて、ルカクがチームの2点目を決めた。

ユナイテッドは終始機能的なプレーを展開し、チャンピオンズリーグにおける最も完璧な試合に近いものとなった。内容の良さを反映させるヘディングによる2つのゴールで、はっきりと試合を決定づける。さらに、マーカス・ラッシュフォードが3点目を決めて試合をより一層華やかなものとし、ホームのファンは満面の笑みを浮かべながら、大雨のマンチェスターの夜に帰路に着くのだった。

ズラタン・イブラヒモビッチの復帰が、週を重ねるにつれてますます声高に語られ、ファンが定期的にテラス席でイブラヒモビッチの応援歌を歌う中、英雄といっていいベテランがモウリーニョのオプションとなったことで、ルカクの立ち位置がどうなるのかという問題が取り沙汰されている。

だが、現在のフォーメーションは、ルカクがマンチェスター・Uの先鋒としての役割を果たして動きまわることを示しており、24歳のルカクのヘッドに値段をつけるとするならば、その額は試合ごとに大きくなっていくばかりである。

文=クリス・ヴォークス/Kris Voakes

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