ミランのマッシミリアーノ・ミラベッリSD(スポーツディレクター)は8月31日、ドルトムントのFWピエール・エメリク・オーバメヤンが加入を希望していたことを明かした。『Goal』の取材により明らかになった。
オーバメヤンはガボン代表の27歳でフランス国籍を持つ。2013年夏にサンティティエンヌからドルトムントに加入し、4シーズン連続2ケタ得点を記録している。昨シーズンはブンデスリーガで32試合に出場し、31得点を挙げており、バイエルン・ミュンヘンのFWロベルト・レヴァンドフスキを退けて得点王にも輝いた。
オーバメヤンは2007-08シーズンにミランの下部組織に所属していたものの、翌年からフランス国内にレンタルの形で武者修行に出たままミラン復帰が叶わなかったという苦い思い出を持つ。このため今夏、SNS上でミラン加入を呼びかけるファンに対し、「オレは行きたい。だけど彼らが眠ったままだったら、オレはどうすればいいって言うんだ」と述べ、ミラン愛を公言していた。
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一方、ミランも「ケーキの一番上を飾るチェリー」として、今夏、敢行した大型補強の最後を飾る一手として、オーバメヤンらをリストアップし、センターフォワードの獲得を狙っていた。相思相愛と思われた移籍だが、ドルトムントと金銭面での折り合いがつかず最終的に破談となった。
ミラベッリSDは、「彼は来たがっていた。だが結婚へ結びつかないこともある。ドルトムントは放出に消極的で、こういう結果になった。それでも偉大な選手にかわりはない」と述べている。
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