元フランス代表のフローラン・マルダが、フランス領ギアナ代表として、CONCACAFゴールドカップのグループ第2節ホンジュラス戦に出場し、物議を醸している。
マルダは2004年から2012年までフランス代表として80キャップを記録しており、2006年のドイツ・ワールドカップでは準優勝も経験。近年は生まれ故郷のフランス領ギアナ代表としてプレーしていたが、FIFA公式試合で異なる2つの代表での出場は不可となるため、CONCACAFゴールドカップの出場はFIFAの規定に反するものと見られていた。
そのため、マルダは開幕戦のカナダ戦で欠場。しかし、第2戦のホンジュラス戦ではキャプテンマークを巻いてまさかの先発出場を果たした。マルダは先発フル出場で最後までピッチに立ち続けたものの、スコアレスドローに終わっている。
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このマルダの出場を受けて、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)は「マルダの出場はCONCACAFの懲戒委員会で審議の対象になる」との声明を発表しており、一部報道によると、事実上の失効試合となり、ホンジュラスの3-0での勝利という結果になる可能性が有力視されているという。
元フランス代表でありながら、生まれ故郷の代表チームで主将を務めたマルダ。同選手のゴールドカップ出場は、今後大きな問題として取り沙汰されることになりそうだ。
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