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バルサ、前半にピケが退場もメッシの欧州カップ戦100点目などでオリンピアコスを破る/CLグループD第3節

CLグループD第3節 バルセロナ 3-1 オリンピアコス


バルセロナ:オウンゴール(18分)、メッシ(61分)、ディーニェ(64分)
オリンピアコス:ニコラオウ(89分)
 

18日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループD第3節が行われ、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでオリンピアコスと対戦した。

リーガエスパニョーラ第8節でアトレティコ・マドリーに1-1と引き分けて国内戦での連勝が途切れたバルセロナだが、CLでは2連勝中でグループDの首位に立つ。一方のオリンピアコスは2連敗で最下位に位置している。

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2008-09シーズンにオリンピアコスを率いた経験があるバルベルデ監督にとっては、古巣との一戦になる。だが、このギリシャの古豪は過去レアル・マドリー、アトレティコ・マドリー、レアル・ソシエダ、バレンシア、デポルティボと対戦したが、一度もスペインの地で勝利を収められていない。

バルセロナは前日練習で足を痛めたアルバが招集外になった。バルベルデ監督はアルバの代わりにディーニェ、また先発に定着しているラキティッチの代わりにパウリーニョをスタメン起用。スアレス、メッシの相棒にはデウロフェウを前線に据えた。デウロフェウにとっては、2012年以来の“CL再デビュー”となった。

バルセロナは4分、CKからニアサイドに走り込んだユムティティがヘディング。ファーサイドに流れたボールにスアレスが飛び込むも、シュートは枠を捉えない。16分には、パウリーニョがミドルシュートを打ったが、これはバーの上に超えた。

それでも18分、攻勢を強めるバルセロナが先制点を奪取する。ブスケッツが右サイドのデウロフェウに展開すると、ワンタッチで中央に送ったクロスがニコラオウのオウンゴールを誘い、ネットが揺れる。

オリンピアコスは11人全員が自陣に引いて守りを固める。対してバルセロナは最終ラインのピケまでも攻撃に参加して追加点を狙う。24分、イニエスタのロビングパスに反応したパウリーニョがヘディングを放ち、バーを叩く。

快適なプレーを続けていたバルセロナだが、41分にピケがデウロフェウのクロスをハンドで押し込んだとして、2枚目のイエローカードを受けて退場になる。数的不利となり、バルベルデ監督はハーフタイムにデウロフェウを下げ、マスチェラーノを投入する。

しかし、10人になりながらもバルセロナの攻撃の勢いは衰えなかった。60分、メッシがバイタルエリアでニコラオウに倒されてFKを獲得する。これをメッシが直接沈め、欧州カップ戦100得点目(CL97得点・UEFAスーパーカップ3得点)を挙げた。

加えてこれはメッシの2017年の50得点目となった。CL通算得点数では、メッシを上回るのはマドリーFWクリスティアーノ・ロナウド(110得点)のみ。メッシは今季公式戦15得点中13得点を季本拠地カンプ・ノウで記録している。

64分には、バルセロナが3点目を手にする。メッシが右サイドを突破してグラウンダーのクロスを上げ、逆サイドでディーニェがトラップから左足を振り抜き、GKプロトを破った。

バルベルデ監督はイニエスタ、ブスケッツを次々に下げ、ラキティッチ、アンドレ・ゴメスをピッチに送り込む。バルセロナは終了間際にCKからニコラオウにヘディングを合わされ1点を返されるが、そのまま逃げ切ってCL3連勝でグループDの首位を堅持した。

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