■コパ準決勝第2戦 バレンシア 0-2 バルセロナ
バルセロナ:コウチーニョ(50分)、ラキティッチ(82分)
8日にコパ・デル・レイ準決勝第2戦が行われ、バルセロナは敵地メスタージャでバレンシアと対戦した。
バルセロナは2008-09シーズン以降、バレンシアの本拠地メスタージャで無敗を貫いている。第1戦(1-0)のアドバンテージを生かし、決勝の舞台を目指す。
一方、バレンシアは07-08シーズン、コパ準決勝でバルセロナを撃破している。2試合合計スコア4-3でバルセロナを下したバレンシアは、決勝でヘタフェを破り優勝を飾った。
バルベルデ監督は4日のエスパニョール戦で右ひざを痛めたピケを強行出場させる。対してマルセリーノ監督はビエット、ザザ、ロドリゴの3トップを前線に並べた。
バルセロナは8分にメッシがバイタルエリアでガブリエウに倒されてFKを得る。メッシが得意の左足で直接狙うも、GKジャウメがパンチングで弾き出す。
だが最初の決定機を迎えたのはバレンシアだった。13分、ガジャのアーリークロスに、ロドリゴがヘディングを合わせる。これがバーを叩き、メスタージャの観衆の嘆息が漏れる。
バルベルデ監督は後半開始からアンドレ・ゴメスに代えてコウチーニョを投入する。指揮官の采配は最高の形で結実した。
50分、左サイドで抜け出したスアレスが縦に突破。左足のクロスに、コウチーニョがスライディングボレーで合わせる。GKジャウメを破り、コウチーニョの移籍後初ゴールでバルセロナが先制に成功した。
マルセリーノ監督は56分にコクランとロドリゴを下げ、ソレールとゲデスをピッチに送り込む。73分、ゲデスが左サイドを破り、クロスを入れる。ソレールがヘディングで折り返し、最後はガジャがボレー。だがGKシレッセンがファインセーブを見せ、バレンシアに得点を許さない。
バルセロナは82分、ガブリエウのパスミスをスアレスが突き、奪ったボールをそのままラキティッチに渡す。ラキティッチがGKジャウメとの1対1を制して追加点を奪取。2点のリードを奪い、バルベルデ監督は84分にジェリー・ミナをピケと交代でデビューさせた。
バルセロナは2試合合計スコア3-0でバレンシアを沈め、セビージャの待つファイナルに駒を進めた。決勝は4月21日に行われる予定だ。