日本サッカー協会(JFA)が18日に記者会見を開き、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、批判に応えるように口を開いた。
2018年にはロシア・ワールドカップという最大の戦いを迎える。ハリルホジッチ監督は「地球規模のイベントで最も大きな大会」と語りながら、その思いを語る。
「参加するのでしっかり準備しなければならない。W杯の要求は高い。日本に住んでいると欧州のサッカーで忘れがちになるが、この代表で必要なピースを揃えたい」
また、先日にはEAFF E-1サッカー選手権が終了。最終戦で韓国にホームで1-4と大敗を喫した。ハリルホジッチは「ホームでこんな大差で敗れたのは初めてだ」と語りつつ、大きな悔しさを味わったと明かす。
「この前の土曜日の試合(韓国戦)のあと私は眠れなかった。試合の後、自宅に帰りリビングで試合のことをずっと考えて眠ることができなかった。私は監督になってからホームで4失点して負けたことがなかった。この大会を戦ったチームがA代表でなかったとしても、A代表の候補がいるチームでしっかり準備していた」
そして、この“歴史的大敗”で指揮官への逆風は強まっているが、自身への批判にはこのように応える。
「逆にそういう言葉を見ると続けたいと思う。私は戦うチームをアグレッシブに戦うチームを作りたい。西の委員長、田嶋会長みなさんと一丸となって準備していきたい。W杯終了後は誇りを持てるようなチームにしたい。W杯で戦うチーム、このチームはベストを尽くして戦ってくれると思っています」
最後には「アリガトウゴザイマシタ」と語り、先を見据えたハリルホジッチ。ロシア・ワールドカップ後には日本代表を去ることを明言しているが、大きな喝采を持って日本を去ることはできるか。勝負の年が間もなく始まろうとしている。