ハリルホジッチが語る日本代表W杯躍進のカギ…指摘した問題点とは?/独占インタビュー

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日本代表ハリルホジッチ監督が独白。ワールドカップへの強い思いと、その後とは…?

日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が『Goal』フランス語版で独占インタビューに応じた。ついにあと半年にまで迫ったロシア・ワールドカップ、そしてその後の去就について口を開いている。

日本代表はロシア・ワールドカップアジア最終予選で苦戦しながらも、6大会連続6度目の本大会出場を決めた。初戦を落としながら、突破したのはアジアの中では日本が初めてとなる。これまで同様、平坦な道のりではなかったことは、皆が知るとおりだ。

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無論言うまでもなく、異国からやってきたアジア最終予選初挑戦のハリルホジッチにとっても楽な戦いではなかった。「縦に速いサッカー」をスタイルに掲げたことで、メディアからは「守備的すぎる」と批判を受けた。加えて最終予選の初戦にホームでUAEに敗れたことや勝ちきれなかったことから解任論も噴出した。それでも大一番となった8月31日のオーストラリア戦で勝利し、ワールドカップ出場を決めるとともに自らの手腕を証明してみせた。ロシア大会は指揮官にとっても2度目の本大会となるが、その思いは強い。

「ワールドカップは私の目標のひとつだ。今回、私自身監督として3度目の挑戦で3度予選を通過したことになる。大きな成功と言えるだろう。アルジェリア代表とともに戦ったブラジルでのワールドカップはとても良い思い出だ。そして今、私の心の中にあるのは、日本代表とともにアルジェリアのような成功を収めたいということだ」

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本大会ではポーランド、コロンビア、セネガルと同組となった日本。簡単なグループではないことを認めながら、前回大会アルジェリアで躍進したハリルホジッチは、準備次第でどんなことも起こりうると主張する。

「FIFAランキングにおいて、ポーランドは7位、コロンビアは13位、そしてセネガルは23位だが、我々ははるかに彼らより劣っている(日本は57位)。我々にとってはあまり良い組み合わせとは言えない。ただ、どのグループも難しいのは確かだ。我々がグループ勝ち抜けの有力候補ではないだろうが、ワールドカップでは何が起こるかわからない。グループステージでは、ときにイタリアやスペイン、イングランドのような強豪国でさえ敗退することがあるということも分かっている。あらゆることが起こりうるのがワールドカップだ。重要なことはしっかりと準備をすること。良い準備をして、どんな細かなディテールもしっかりと整理する。そうすれば、勇敢に野心を持って大会に臨むことができる。またグループステージの3試合で良い結果を生み出すことができるだろう」

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一方で日本の問題点についても指摘。昨年11月に行われた欧州遠征ではブラジル、ベルギーを相手に連敗。特にブラジルを相手にした試合の前半は圧倒されるだけの45分間となった。ハリルホジッチは精神面がネックになったと考えているようだ。

「日本代表は時々メンタル面での問題が起こる。2カ月前、我々は強豪国とフレンドリーマッチを戦った。(1-3で敗れた)ブラジル戦を例に出してみよう。開始から20分間は壊滅的だった。選手たちに『いったい何が起こってるんだ』と尋ねたのだが、彼らはブラジルがあれほど強いということがわからなかったようだ。後半に入ると、我々は安定した試合ができるようになった。そして2つのゴールを奪うことができたが、そのうち一つは残念ながら取り消されてしまった」

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それでもハリルは日本が世界と渡り合えると信じている。格上との対戦ばかりとなるワールドカップでは、何が求められるのだろうか。

「ブラジル戦の後半、そしてベルギー戦での戦いぶりから、このチームには大きなことを成し遂げる力があるということがわかった。私の仕事は、彼らの中にある固定概念を取り払うことだ。そうすればチームは自分たちの組織としての強さにより自信を持って戦うことができるはずだ」

また、ロシア・ワールドカップ終了後にハリルホジッチは日本を離れることになるとすでに明言している。大きな自信をのぞかせつつ、新たな挑戦をする覚悟があると認めた。

「2018年のワールドカップ後、私は日本を離れることになる。どこに行くのかはまだ何も決まっていない。今回は、少し慎重に考えてみたい。私にとって最も良い選択をしたい。いつか、その国の代表チームが成功を成し遂げたいという野心を持った国のクラブチームで指揮を取りたいと思っている。例えば、チャンピオンズリーグで優勝を目指すようなクラブを率いてみたい。自分自身を試すんだ。私としては、私への周囲の評判以上に、私は良い仕事ができるものだと思っている」

日本代表での挑戦が最終局面を迎えるハリルホジッチ。日本の人々からの喝采を持ってしてその旅を終えることができるのだろうか。すべてはロシアでの結果次第となる。

インタビュー・文=ナッシム・ベネドラ/Nassim Beneddra

構成=Goal編集部

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