■J1第17節 札幌 1-0 清水
札幌:ヘイス(6分)
清水:なし
明治安田生命J1リーグ第17節が7月1日に行われ、札幌ドームでは北海道コンサドーレ札幌と清水エスパルスが対戦。試合は1-0で札幌が勝利を収めた。
前節で柏レイソルに惜敗した札幌は、6連敗で16位に後退。降格圏に転落した札幌は、前線にFWヘイスを加えたことで得点力不足の解消を図り、今節はホームで勝ち点3を奪いにいく。対する清水は前節、ヴァンフォーレ甲府を相手に持ち前の堅守が機能し、無失点でホーム初勝利を挙げている。残留争いから抜け出すべく、下位の札幌を確実に叩きたい一戦となる。
ゲームは序盤から動いた。札幌GKク・ソンユンからのロングフィードをゴールライン際で受けたFW都倉賢は、振り向いて後方へパス。これを受けたヘイスがシュートフェイントを経て左足を振り抜き、ゴールへと叩き込んだ。開始6分で札幌が幸先良く先制する形となった。
開始早々の先制点!#都倉賢 が相手の連携ミスを逃さずボールを奪取!
— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年7月1日
折り返しを #ヘイス が冷静に流し込みJ1ホーム初ゴール!
明治安田生命 #J1 第17節 #札幌 × #清水 は https://t.co/u4BaoHt81Q でLIVE中。@consaofficial pic.twitter.com/reJzdYE4Er
早めに追いつきたい清水だが、序盤は札幌にボールを保持されて思うように形を作ることができない。それでも丁寧な速いパス回しから徐々にペースをつかみ始めると、27分には右サイドからのクロスにMFミッチェル・デュークが反応。高い打点で強烈なヘディングシュートを放った。これはク・ソンユンのファインセーブに阻まれるも、札幌の守備を崩して決定的な場面を作り出してみせた。
37分には札幌がFKを獲得。ゴールまで距離はあったが、前節で見事な直接FKを決めているヘイスが右足一閃、コントロールされた鋭いボールで直接ゴールを狙った。シュートはポストのわずか左へ外れたものの、セットプレーを蹴るのはDF福森晃斗だけではないという札幌の新たなオプションを印象づける攻撃となった。
ゲームは札幌の1点リードで折り返した。49分、CKを獲得した札幌は都倉を狙った絶妙なクロスを供給。DFを振り切った都倉が頭で叩きつけるも、ボールはGK正面へ。一方の清水は54分から3本続けてセットプレーのチャンスを得たが、ゴールには結びつかなかった。
後半も中盤の時間帯に差し掛かると、次第に双方ともプレーの精度が落ちていった。前線まで持ち込んだところで簡単にボールを奪われ、早めに入れたクロスは前の選手に合わないといったシーンが目立ち始める。清水がFW長谷川悠やFW北川航也など攻撃的な選手を投入する一方、札幌は守備に人数をかけて逃げ切りを図る展開となっていった。
3分間のアディショナルタイムには清水が速い展開での攻撃を見せる。その中で長谷川の惜しいシュートもあったがゴールは奪えず、試合は1-0で札幌の勝利となった。札幌は7試合ぶりの白星で連敗を6で止めた。