中国スーパーリーグ（CSL）江蘇蘇寧の指揮官ファビオ・カペッロが24日、イタリアメディア『スカイスポーツ』の番組に出演し、マンチェスター・ユナイテッドのFWズラタン・イブラヒモビッチについて語った。
過去にミランやレアル・マドリー、イングランド代表監督などを歴任した名将カペッロが自身のキャリアを振り返り、ユヴェントス時代の教え子であるイブラヒモビッチとのエピソードを明かしている。カペッロはユヴェントス加入直後のイブラヒモビッチについて、「ゴール枠内へボールを飛ばすことすらできなかった」と語り、現在とはかけ離れたイメージであったと回想する。だが同選手の代理人であるミーノ・ライオラがやって来て、「こいつは強いぞ。GKの手をぶっ壊すんだから」と伝えられたという。当時、カペッロはライオラに対し、「今のところ、彼が壊したのはトレーニングルームの窓だけだよ」と切り返したものの、同選手はその後、毎日シュート練習にまい進し、誰もが知る選手へと成長していった。
またカペッロは以前からイブラヒモビッチに注目していたことを明かし、同選手のユヴェントス移籍の背景についても言及している。
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「ローマを指揮していた頃から彼の動向を追っていた。ユヴェントスは1600万ユーロ（約21.5 億円）の4回分割払いという信じられない条件で彼を獲得した。アヤックスは彼が偉大な選手にはなれないと判断して、扱いやすいミドを好んだようだ。確かにユヴェントスでも衝突は何度かあった。例えば（ジョナタン）ゼビナとなどね。だけど（ルチアーノ）モッジがすべてコントロールしていたよ」
